TOEFLスピーキング対策|2026年新形式2タスクを工程分解して攻略する(Listen and Repeat/Take an Interview)

TOEFL iBT の Speaking は、2026年1月21日の実施分から形式が変わりました。ETS の公開資料では、新形式は Listen and Repeat(7問)と Take an Interview(4問)の2タスク・計11問・約8分で、どちらにも準備時間がありません。読んだ文章や聞いた講義を要約して話す旧形式のタスクは、新形式の構成に含まれていません。

MBA・海外大学院の要件で Speaking の点が足りない社会人にとって困るのは、新形式の情報の少なさです。検索上位の解説の多くは「テンプレートを覚える」「シャドーイングで発音を鍛える」「時間を計る」で対策を締めています。しかし準備時間のない試験ではテンプレートを組み立てる時間そのものがなく、復唱のどの工程が崩れているかは、同時に声を出すシャドーイングでは見えません。

この記事は、新形式の2タスクを産出の工程で分解します。Listen and Repeat は「音声知覚→情報保持→再生」、Take an Interview は「概念化→文章化→音声化」です。弊社が VERSANT の指導で使ってきた分解をそのまま TOEFL の問題形式に当て、自分がどの工程で失点しているかを見分けてから、本番同型の記事内練習(音声つき)に進める構成にしました。

本記事の英文(復唱文・インタビューの質問と解答例)はすべて、この記事用に書き下ろしたオリジナルです。 ETS 公式のサンプル問題とディレクションは転載していません。試験の仕様に関する数値は ETS・ETS Japan の公開資料(2026年9月5日確認)にある値だけを使い、公開されていない項目は書いていません。7〜8語・60〜80語・1文目3秒以内の3つは弊社の指導経験にもとづく目安で、ETS の基準ではありません。

結論|新形式2タスクは「復唱」と「即答」。VERSANT と同じ工程で対策できる

先に結論を3点にまとめます。

  1. 新形式は「復唱」と「即答」の2つしかありません。 Listen and Repeat は聞いた文をそのまま正確に繰り返す問題、Take an Interview は録音済みのインタビュアーの質問に準備時間なしで答える問題です。読んで・聞いて・まとめて話す統合型の作業はありません。
  2. どちらも VERSANT と同じ測り方です。 文の復唱は VERSANT の Part B、質問への即答は Part A・Part F と同型で、測られているのは知識の量ではなく「聞いた音を処理して口から出すまでの速さと正確さ」です。したがって対策も、暗記ではなく工程ごとの訓練になります。
  3. 失点する工程は人によって違います。 復唱なら「音が拾えない」「長い文を保持できない」「口が回らない」の3つ、即答なら「言うことが決まらない」「英文にならない」「音が崩れる」の3つです。自分がどこで落ちているかを見分けてから練習しなければ、量をこなしても点は動きません。

以下、形式の確認 → 工程分解 → 記事内練習 → 採点と目標 → 進め方の順で展開します。

新形式2タスク(復唱と即答)はVERSANTと同じ工程で対策できることを示した図

2026年1月改訂で何が変わったのか|新形式2タスクの形式

まず、ETS と ETS Japan の公開資料で確認できる形式を固定します。

項目内容
タスク構成Listen and Repeat 7問+Take an Interview 4問=計11問・約8分
Listen and Repeat1つの場面(学内の案内など)に沿って短い文が1文ずつ流れ、各文のあとの間で、聞いたとおりに繰り返す。文は進むにつれて長く、構造が複雑になる
Take an Interview録音済みのインタビュアーとの模擬インタビュー。前半は事実や経験を、後半は意見とその根拠を問う
準備時間なし(ETS の Practice Test の指示文に「準備時間は与えられない」旨が明記)
解答時間ETS Japan の記載では、Listen and Repeat は各文 8〜12秒、Take an Interview は各問 45秒以内
採点ETS の自動採点エンジン(AI)と人間の採点者の併用。各問 0〜5点、合計 0〜55点の素点を 1〜6(0.5刻み)のバンドに変換
スコア表示2026年1月21日以降の受験は 1〜6 で報告。総合スコアには 2028年1月までの2年間、0〜120 の参考値が併記される

ここで押さえたいのは「2年間の移行期間」の意味です。 ETS が言う移行期間は、スコアレポートに 0〜120 の参考値を併記する期間です。ETS Japan は「2026年1月21日から改訂」と書いており、旧形式と新形式を並行して実施するという記載はありません。

もう1つは、準備時間がないことの意味です。旧形式向けに流通しているテンプレートの解説の多くは「準備時間に構成を組み立て、解答時間に読み上げる」使い方を前提にしています。

形式が変わったことで、測られている能力も変わりました。ETS の技術資料は、Listen and Repeat を「聞いた文を処理し、正確かつ明瞭に再生する」課題、Take an Interview を「適切で一貫した展開」「会話として自然な話す速さ」「リズムとイントネーションを含む明瞭さ」「語彙と文法の幅」を見る課題と説明しています。要約や情報統合ではなく、処理して口に出すまでの速さと正確さです。これは VERSANT が測っているものと同じであり、対面の試験官と話す IELTS とは性格が違います。どちらを受けるか決めきれていない方は、先に IELTSとTOEFLの違い|目的別・能力別の正しい選び方を専門家が解説 を確認してください。

Listen and Repeat|復唱で失点する3つの工程

復唱は記憶力のテストではありません。弊社は VERSANT Part B の指導で、復唱を次の3つの工程に分けて診断しています。

工程何をしているか崩れたときの症状
① 音声知覚連結・脱落・弱形を含む音の列を、語として拾う短い文から言えない。聞こえた音を日本語の音で置き換えている
② 情報保持拾った語を、意味のかたまり(チャンク)で保持する短い文は言えるが、文が長くなると後半か前半が抜ける
③ 再生保持した文を、リズムと強勢を保って音声化する内容は覚えているのに口が追いつかず、途中で止まる・言い直しが増える

ETS の資料は、Listen and Repeat の7文が「長さと構文の複雑さを増しながら」進むと説明しています。この設計により、何問目で崩れたかが、そのまま診断になります。

1〜3問目の短い文から崩れる|音声知覚

短い文で崩れるなら、原因は保持ではなく音です。たとえば You can book a coaching session through the student portal. は、can が弱く /kən/ に近く発音され、book a がつながって1語のように聞こえます。知っている語でも、音の列を語に切り分けられなければ、繰り返す材料が手元に残りません。

この工程を鍛えるのは、聞くだけの練習ではなくスクリプトを見ながら音声と同時に読むオーバーラッピングです。音と綴りを結び直すことで、次に同じ音が来たときに語として拾えるようになります。オーバーラッピングとシャドーイングの違い、どちらを先にやるべきかは シャドーイングとオーバーラッピングの違い|鍛える能力・やり方・どちらを先にやるべきか にまとめています。

4問目以降の長い文で崩れる|情報保持

短い文は言えるのに文が長くなると抜けるなら、原因は容量の使い方です。単語を1つずつ覚えようとすると、弊社の指導経験では7〜8語のあたりで容量が尽きます。意味のかたまりで受け取れば、同じ容量で倍以上の長さを持てます。

If you'd like feedback on your resume, leave a copy at the front desk. は14語ですが、If you'd like feedback on your resume / leave a copy / at the front desk の3つのかたまりで聞けば、保持するのは3つです。条件を言う前半、動作、場所。文構造が体に入っている人は、この切れ目を聞いた瞬間に感じ取っています。聞こえているのに覚えていられない状態の直し方は、英語が聞けても覚えられない|リスニングの情報保持を鍛える方法 で扱っています。

聞こえて覚えているのに言い切れない|再生

音が拾えて内容も残っているのに、口が追いつかずに途中で止まる、あるいは言い直しが増える。この場合の原因は音声化です。復唱の解答時間は ETS Japan の記載では各文 8〜12秒なので、言い直しを2回すれば時間が尽きます。

ここで鍛えるのは、1文(または1チャンク)を聞き、音声を止め、間を置いてから再生する Listen & Repeat です。音声と同時に声を出すシャドーイングとは別の練習で、聞く時間と話す時間を分けるからこそ、自分の再生がどこで崩れたかを聞き取れます。同時発話では音に注意を向ける余力が残らず、音を直すつもりの練習が音を聞かない練習になります。この理由は シャドーイングは意味ない?シャドーイングに効果ない理由と推奨する学習方法 で詳しく述べています。

なお、新形式の採点基準(各問 0〜5)では、先に守るべきは意味を保って最後まで言い切ることで、1語程度の欠落は致命ではありません。観点ごとの記述は、姉妹記事「TOEFLスピーキング採点基準|新形式2タスクのルーブリックを一次情報で読み解く」に分けて解説しています。

同じ型の復唱は Versant Part B完全攻略|スコアアップに直結する勉強法と出題ポイント と、16問の復唱を含む VERSANT模試|新形式・全40問の問題例を無料で通し受験+自己採点 で量をこなせます。

復唱は何問目で崩れたかが診断になることを示した図

Take an Interview|即答で詰まる3つの工程

Take an Interview は、録音済みのインタビュアーが質問し、準備時間なしで答える形式です。解答時間は ETS Japan の記載では各問 45秒以内で、前半は事実や経験、後半は意見とその根拠が問われます。

弊社は発話を、Levelt のスピーチプロダクションモデルに沿って「概念化→文章化→音声化」の3工程で捉えています。即答で詰まる場所も、この3つのどれかです。

工程何をしているか詰まったときの症状
① 概念化質問の意図をつかみ、何を言うかを決める沈黙が長い。Well… Let me think… が続く。質問の語をそのまま繰り返して時間を使う
② 文章化決めた内容を語彙と文法で英文にする言いたいことはあるのに英文が出ない。完璧な文を作ろうとして固まる
③ 音声化組み立てた文を、リズムと強勢を保って発音する単語ごとに切れる。語強勢がずれて聞き返される音になる

前半(事実・経験)と後半(意見・根拠)で、重い工程が違う

前半の質問は概念化が軽い分、文章化の速さが問われます。仕事の内容や経験は本人が知っていることなので、決めるのに時間はかかりません。止まるとすれば、それを英文にする段階です。

後半の質問は逆で、概念化を先に終えることが要になります。意見を聞かれた瞬間に立場を1つに決め、理由を1つ選ぶ。ここが決まらないまま話し始めると、文章化の工程で「何を英語にするか」まで探すことになり、沈黙と um が増えます。

準備時間がないので、構成は話しながら作ります。弊社が VERSANT Part F と IELTS の面接形式で使ってきた型は、次の4文です。

  1. 答え(立場) … 質問に対する答えを1文で言い切る
  2. 理由 … 1文目に because や so などでつないでよい(独立した文にする必要はない)
  3. 具体 … 自分の経験か例を1つだけ足す
  4. 締め … So … で1文目に戻る(時間が余ったときだけ)

弊社の目安では、45秒で無理なく言い切れるのは4〜5文・60〜80語です。3文目まで言えれば、4文目は無理に足さなくてかまいません。「答え」を1文で言い切る訓練は、英語がとっさに出てこない原因と対策|発話の瞬発力を鍛える設計図 と、概念化→文章化→音声化を1人で回す 英語の独り言トレーニング|概念化→文章化→音声化で発話の瞬発力を作る で扱っています。意見を述べる問題の組み立ては Versant Part F対策|意見を述べる問題(自由回答)を攻略するコツと学習法 と同じ考え方です。

練習セット|留学生メンター選考のインタビュー(4問)

場面設定:You are applying to be a volunteer mentor for new international students at the business school you graduated from. The program coordinator asks you four questions. (あなたは、卒業したビジネススクールで新入の留学生を支えるボランティアのメンターに応募しています。プログラムの担当者が4つの質問をします)

質問を1回だけ読み、準備なしで45秒以内に答えてください。録音してから解答例を開きます。

  1. Could you start by telling me what you do for work, and how long you’ve been doing it?
  2. Have you ever helped a colleague or a friend get used to a new environment? What did you do?
  3. Some people say new students should solve their problems on their own rather than rely on a mentor. What do you think?
  4. If you could meet your mentee only once a month, would you prefer to meet online or in person? Why?
解答例と、それぞれの「重い工程」(録音してから開いてください)

Question 1|事実(63語)

I work in the marketing department of a food company in Tokyo, and I’ve been there for about six years. My main job is planning campaigns for new products, so I spend a lot of time talking with sales staff and outside agencies. Before that, I worked for a smaller company for two years, which is where I first got interested in marketing.

(東京の食品会社のマーケティング部で働いていて、6年ほどになります。主な仕事は新商品のキャンペーンを企画することなので、営業や外部の代理店と話す時間が長いです。その前は小さな会社に2年いて、そこでマーケティングに興味を持ちました)

重い工程は文章化です。聞かれた2要素(仕事・期間)を1文目で両方言い切り、2文目で仕事の中身、3文目で経歴を1つ足しています。止まるとすれば I've been there for のような時間表現が即座に出るかどうかです。

Question 2|経験(65語)

Yes, I have. Two years ago, a colleague from Vietnam joined my team, and she didn’t know anyone in Tokyo. I made a short list of things she needed to do in her first month, like opening a bank account, and I went with her to the city office. We also had lunch together once a week so she could ask questions without feeling embarrassed.

(はい、あります。2年前にベトナム出身の同僚が私のチームに加わったのですが、東京に知り合いがいませんでした。銀行口座の開設など、最初の1か月にやるべきことの短いリストを作り、区役所にも一緒に行きました。週に1回は一緒に昼食をとり、気兼ねなく質問できるようにしました)

重い工程は概念化のうち「1つに絞る」です。経験は複数あっても、45秒で語れるのは1つです。Yes, I have. と答えた直後に人物と状況を1文で置き、やったことを2つ、過去形で並べています。出来事を時系列で全部話そうとすると、文章化の前に時間が尽きます。

Question 3|意見(68語)

I don’t agree with that, at least not completely. Solving problems on your own is a good skill, but in the first few months, new students don’t even know which problems are worth their time. A mentor can tell them, for example, that a visa question needs attention today while a club decision can wait. So I think a mentor should help early on and step back later.

(それには、少なくとも全面的には賛成しません。自分で問題を解決するのは良い能力ですが、最初の数か月は、新入生はどの問題に時間をかける価値があるのかさえ分かりません。たとえばメンターなら、ビザの件は今日中に対応が必要で、サークルの選択は後回しでよい、と伝えられます。ですから、メンターは初期に助け、後で一歩引くべきだと思います)

重い工程は概念化です。1文目で立場を決め、2文目で相手の主張を一度認めてから理由に入り、3文目に例を1つ、4文目で1文目に戻っています。立場を「賛成でも反対でもある」にすると、理由が2方向に分かれて45秒に収まりません。at least not completely のような限定は、立場を1つに保ったまま極端さを避ける出だしです。

Question 4|意見と根拠(73語)

I’d prefer to meet in person, even if it’s only once a month. The main reason is that online meetings tend to stay on the agenda, while in-person meetings leave room for small things. When a colleague was helping me, the most useful advice came up while we were walking to the station, not in a scheduled call. So one in-person meeting would be worth more to me than several online ones.

(月に1回だけだとしても、対面で会う方を選びます。主な理由は、オンラインの打ち合わせは議題どおりに進みがちで、対面には些細なことを話す余地が残るからです。同僚が私を助けてくれていたとき、いちばん役に立った助言は、予定された通話ではなく駅まで歩いている途中で出てきました。ですから、私にとっては対面1回の方がオンライン数回より価値があります)

重い工程は概念化と文章化の両方です。二択の質問では、1文目で片方を選び、2文目で理由を対比の形(online … while in-person …)で言うと、理由と根拠が1文で立ちます。3文目の経験は、Question 2 と同じ「同僚と新しい環境」の関係を裏返して使っています。

4問を通して、1文目が3秒以内に出たかだけを先に確認してください。出ていなければ、詰まりは英語力ではなく概念化にあります。「答え→理由→具体」の順で言うと先に決めておくだけで、1文目までの沈黙は短くなります。

準備時間なしの45秒を「答え→理由→具体→締め」の4文で埋める構成図

記事内トレーニング|本番同型の音声練習(音声 約7分+自己録音 約4分)

ここでは Listen and Repeat を本番と同じ「1つの場面に沿った7文」で練習し、Take an Interview は上の4問を自己録音で仕上げます。

以下の英文はこの記事用に書き下ろしたオリジナルです。 場面はビジネススクールのキャリアセンターの案内で、1文目から7文目に向かって長く複雑になる本番の設計に合わせています(5語→16語・計77語)。

Practice 1:聞いて、止めて、復唱する(約3分)

上の音声は7文を通常速度で読み上げます。1文を聞き終えたら音声を止め、聞こえたとおりに繰り返してから次の文に進んでください。 文字を見ずに、音だけを頼りにします。7文を終えたら、何問目から崩れたかを数えます。

#English日本語訳
1Welcome to the career center.キャリアセンターへようこそ。
2Our office is open until six on weekdays.当オフィスは平日6時まで開いています。
3You can book a coaching session through the student portal.コーチングの面談は学生ポータルから予約できます。
4Most companies start recruiting in the fall, so please prepare early.ほとんどの企業は秋に採用を始めるので、早めに準備してください。
5If you’d like feedback on your resume, leave a copy at the front desk.履歴書へのフィードバックが欲しい場合は、受付にコピーを置いていってください。
6We also host networking events where alumni share how they found their positions.卒業生がどうやって職を得たかを話す交流イベントも開催しています。
7Before you leave today, make sure you’ve signed up for at least one workshop next month.今日帰る前に、来月のワークショップに最低1つは申し込んだことを確認してください。

崩れた位置の読み方は、前の節のとおりです。1〜3で崩れたら音声知覚、4以降で崩れたら情報保持、聞こえて覚えているのに言い切れなければ再生です。4問目以降で崩れた場合も、スクリプトを見て聞き直して語が拾えていなければ、原因は音声知覚です。

Practice 2:スローで音をほどく(約2分)

スロー版音声(0.7倍速)で、次の3か所を確認してください。音の変化を拾えていないと、語の再現率がそのまま下がります。

  • book a coaching session … book a がつながり /bʊkə/ に近くなります。coaching の第1音節に山が来ます
  • If you’d like feedback … you'd の /d/ はほとんど聞こえず、like の /k/ と feedback の /f/ の間で一瞬途切れます
  • signed up for at least one … up for at が一続きになり、at は弱形です。least と one に山が立ちます

Practice 3:チャンクで止めて反復する(約2分)

音声が1チャンクを読んだら止め、聞こえたとおりに繰り返します。1〜3文目は1文が1チャンク、4文目以降はスラッシュの位置で区切ってあります。Practice 1 で崩れた文だけをやれば十分です。

  1. Welcome to the career center.
  2. Our office is open until six on weekdays.
  3. You can book a coaching session through the student portal.
  4. Most companies start recruiting in the fall, / so please prepare early.
  5. If you’d like feedback on your resume, / leave a copy / at the front desk.
  6. We also host networking events / where alumni share / how they found their positions.
  7. Before you leave today, / make sure you’ve signed up / for at least one workshop / next month.

再現できなかったチャンクを1つだけ選び、そこだけ3回繰り返します。 チャンクが言えるようになったら Practice 1 に戻り、文全体を1回で言い切れるかを確かめてください。

Practice 4:質問を1回読んで、45秒で答える(約1分×4)

音声は使いません。前の節の練習セット4問を、質問を1回読む → すぐに録音を開始 → 45秒で止めるの順で通します。

録音を聞き返して確認するのは2点だけです。1文目が3秒以内に出たか。「答え→理由→具体」の順になっていたか。 4問中1問でも1文目が遅れていれば、次に鍛えるのは語彙ではなく「聞いた瞬間に立場を1つ決める」概念化です。1文目は出たが2文目以降で5秒以上止まるなら文章化、文は続くが単語ごとに切れる・強勢がずれるなら音声化が原因です。

採点基準(1〜6バンド)と目標スコアの目安

採点の観点は、Listen and Repeat 用と Take an Interview 用に別々に作られています(各問 0〜5・素点合計 0〜55 が 1〜6 バンドに変換され、CEFR の B2 下限はバンド4)。対応表・旧形式のスコアとの読み替え・観点ごとに何を直せば次のバンドに届くかは、姉妹記事「TOEFLスピーキング採点基準|新形式2タスクのルーブリックを一次情報で読み解く」(9月25日公開予定)で扱います。

レベル別の対策の進め方

進め方は、目標バンドではなくPractice 1〜4 でどこが崩れたかで決めます。崩れた工程より上流を飛ばして練習しても、土台が抜けたままになるからです。

崩れた場所先にやることあとにやること
復唱が1〜3文目から崩れるオーバーラッピングで音と綴りを結ぶ。短い文の Listen & RepeatTake an Interview は「答え→理由」の2文で言い切る練習に絞る
復唱が4文目以降で崩れるチャンクで区切った Listen & Repeat。区切りを自分で引く練習復唱が7文通ったら、インタビューの「具体」を1文足す
復唱は通るが、即答の1文目が遅い独り言トレーニングで「答えを1文で言う」だけを反復理由・具体を足して45秒に伸ばす。二択の質問は対比で理由を言う
両方とも形にはなるが、バンドが上がらない録音を聞き、語強勢とリズムを直す(再生・音声化)採点観点を読み、次のバンドの記述に足りない要素を1つずつ潰す

残り期間で変えるのは、順番ではなく配分です。

  • 残り4週間以内:Practice 1〜3 を毎日、Practice 4 を2日に1回。復唱で崩れる工程を1つに絞って直す。新しい教材を増やさない
  • 2〜3か月ある:最初の1か月は復唱の工程(音声知覚→保持→再生)を順に固め、2か月目からインタビューの4文型を毎日4問。ETS の Practice Test は月に1回、本番の設計どおりに通す

テンプレートの扱いも決めておきます。準備時間のない新形式で使えるのは、出だしの1句だけです。I'd say … I don't agree with that, at least not completely. I'd prefer …, even if … のように、立場を決めた瞬間に口から出る1句は、概念化から文章化への橋になります。一方、内容に関係なく数十語を埋める長い定型は、組み立てる時間がないうえに、展開の薄い解答として採点の低い側に寄ります。

よくある質問

TOEIC のスコアから、TOEFL の目安は分かりますか

CEFR を介した対応表で目安を出せます。対応は IELTS換算表|英検・TOEIC・TOEFL・CEFRとの対応と到達期間【逆引き対応】 にまとめています。ただし TOEIC は理解の試験で、TOEFL Speaking は産出の試験です。同じ CEFR 帯でも、Speaking だけが下に出ることは珍しくありません。

独学でできますか。教材は何を使えばいいですか

復唱と即答は、録音して聞き返せば独学でも工程の診断ができます。素材は、ETS が公開している新形式の Full-Length Practice Test(1と2)を本番の設計確認に使い、量をこなす復唱は VERSANT の模試記事と本記事の Practice で足ります。

旧形式で取ったスコアは使えますか

ETS Japan は、2026年1月21日より前に受験したスコアレポートも、テスト日から2年間の有効期限内は利用できると案内しています。出願先が新旧どちらの表記で要件を示しているかは、出願要項で確認してください。

まとめ|新形式は「復唱」と「即答」。VERSANT の工程分解で対策できる

  • 新形式の Speaking は Listen and Repeat 7問+Take an Interview 4問・約8分・準備時間なし。統合型の要約タスクは無い
  • 2年間の移行期間はスコア表示の併記期間。旧形式を並行して実施するという記載は ETS に無い
  • 復唱は「音声知覚→情報保持→再生」、即答は「概念化→文章化→音声化」。何問目で崩れたか、1文目が何秒で出たかが診断になる
  • 練習は「聞いて→止めて→再生する」Listen & Repeat とオーバーラッピングを主軸にする。同時発話のシャドーイングは主軸に置かない
  • テンプレートは出だしの1句まで。準備時間のない試験で、長い定型は組み立てられない
  • 採点は各問 0〜5・合計 0〜55 の素点から 1〜6 バンドへ。CEFR の B2 下限はバンド4

Practice 1 で何問目から崩れたか、Practice 4 で1文目が何秒で出たか。この2つの数字を今日決めてください。対策の順番はそこから決まります。

崩れた工程を1人で特定しきれない方へ

録音を聞き返しても、崩れたのが音なのか保持なのか、概念化なのか文章化なのかを分けきれない方は、独学では原因に気づきにくい段階にいます。The Past の公式LINEでは、スピーキングを能力構造から立て直すための学習情報と特典をお届けしています。まず友だち追加から始めてください。

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参考情報・出典

  • 本記事の数値は、以下の ETS・ETS Japan の公開資料を 2026年9月5日に確認した値です。ETS が公開していない項目(人間と AI の採点比率など)は書いていません
  • ETS|TOEFL iBT Test Content(2タスク・11問・約8分・1〜6スケール・2年間の移行期間) https://www.ets.org/toefl/test-takers/ibt/about/content.html
  • ETS|Speaking Section(Listen and Repeat/Take an Interview の説明) https://www.ets.org/toefl/test-takers/ibt/about/content/speaking.html
  • ETS|TOEFL iBT Test Blueprint and Specifications(2026 Update・問数・8分・各問の最大点・CEFR 記述) https://www.ets.org/content/dam/ets-org/pdfs/toefl/toefl-ibt-test-specifications-2026.pdf
  • ETS|TOEFL iBT Technical Manual(採点方式・素点 0〜55・バンド 1〜6・CEFR 対応・測定対象の記述) https://rr.ets.org/index.php/etsrr/article/view/28
  • ETS|Speaking Scoring Guide(新形式の採点基準・各問 0〜5) https://www.ets.org/pdfs/toefl/speaking-rubrics.pdf
  • ETS|Full-Length Practice Test 1(準備時間に関する指示文) https://www.ets.org/pdfs/toefl/toefl-ibt-full-length-practice-test-1.pdf / Practice Test 2 https://www.ets.org/pdfs/toefl/toefl-ibt-full-length-practice-test-2.pdf
  • ETS|Compare Scores(1〜6×CEFR・0〜120 の参考値・「よくある要件」の対応) https://www.ets.org/toefl/score-users/ibt/compare-scores.html
  • ETS|A banded score scale for the TOEFL iBT test(1〜6×0〜30 対応表・CEFR 閾値) https://www.ets.org/content/dam/ets-org/pdfs/toefl/score-scale-update-2026.pdf
  • ETS|Understand Scores(1〜6 での報告) https://www.ets.org/toefl/test-takers/ibt/scores/understand-scores.html
  • ETS Japan|TOEFL iBT 2026年1月改訂(各問の解答時間 8〜12秒/45秒以内・参考値の併記・旧スコアの有効期限) https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/202601/
  • ETS Japan|スコアの理解(採点基準がタスク別に作成されていること・対応表) https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/understand-scores.html
  • ETS Japan|FAQ(人間の採点と自動採点の役割) https://www.toefl-ibt.jp/test_takers/toefl_ibt/faq1.html
  • 発話の3工程(概念化・文章化・音声化):Levelt, W. J. M. (1989). Speaking: From Intention to Articulation. MIT Press
  • 本記事の復唱文・場面設定・質問・解答例は The PAST が公式仕様に基づいて作成したオリジナルで、実際の出題ではありません。7〜8語・4〜5文 60〜80語・1文目3秒以内の3つは弊社の指導経験にもとづく目安で、ETS の基準ではありません
  • TOEFL is a registered trademark of ETS. This website is not endorsed or approved by ETS.

記事の執筆者 メイソン(株式会社The Past 代表 / 椿祐輔)

VERSANT満点(90点)、CEFR C2レベルの英語力を有する。フィリピンの語学学校で10年以上にわたりカリキュラムと教材開発に従事し、述べ5,000人以上の多国籍な英語学習者(日本、中国、台湾、ベトナム、ロシア等)の学習をサポート。言語学と音声学に精通しており、現在は株式会社The Pastの代表取締役、カリキュラム開発者として、グローバルな英語教育を推進している。