【2026年版】満点が解説・VERSANTスコアをあげる対策方法

記事の執筆者 椿祐輔(株式会社The Past CEO)

VERSANT満点(90点)、CEFR C2レベルの英語力を有する。フィリピンの語学学校で10年以上にわたりカリキュラムと教材開発に従事し、述べ5,000人以上の多国籍な英語学習者(日本、中国、台湾、ベトナム、ロシア等)の学習をサポート。言語学と音声学に精通しており、現在は株式会社The Pastの代表取締役、カリキュラム開発者として、グローバルな英語教育を推進している。

外資系企業や製薬会社、コンサルファームなどのグローバル企業が実践的な英語力を測るために導入している世界標準テスト「Versant(ヴァーサント)」。世界160カ国、国内外2,500社以上で導入されるなど、日本でも急速に注目を集めています。

しかし、Versantは「英語で聞き、英語で考え、英語で話す」という高度な情報処理能力が問われるため、TOEIC満点の人でも平均7割程度しか取れないと言われています。

本記事では、そんな難易度の高いVersantにおいて満点を取得した筆者が、最短でスコアを上げる対策方法をどこよりも詳しく解説します。過去30回以上にわたり自ら受験を繰り返し、最新のテスト傾向から導き出した「本当に効果のある戦略」だけをまとめました。

記事の後半には豊富な練習問題も用意しています。何度でも振り返って対策できるよう、ぜひ今のうちにブックマークしておいてください!

即効性のあるVersant対策をお探しの方へ

最後の英語コーチング「The Past」のVersant対策プログラムでは、3ヶ月でのスコアの伸びが平均・中央値ともに業界最高水準となっています。
また、Versantは「1点上げるのに留学1ヶ月分相当の学習時間が必要」とも言われるテストです。
その中で当プログラムでは、3ヶ月で“留学1年分”に相当する費用対効果を目指せます。
学習方法に迷われている方は、まずはお気軽にカウンセリングへご参加ください。

Versant(ヴァーサント)とは

Versant(ヴァーサント)とは、実践的な英語運用力を測定するAI自動採点型の英語テストです。

開発は世界最大規模の教育サービス会社であるPearson(ピアソン)が行い、日本国内では日本経済新聞社が独占販売権を保有しています。

テスト開発団体

ロンドンに本社を置き、世界約200カ国で事業を展開する教育サービス企業Pearson(ピアソン)が開発しています。

テストの種類

日本で販売されているVersantは複数ありますが、一般に「Versant」と言う場合、多くは約20分でスピーキングとリスニングを測定できるVersant English Speaking and Listening Test(6,600円) を指します。

一方で、IBM・Amazonなど一部の外資系企業では、4技能を測るVersant English Placement Test(7,700円) が利用されるケースもあります。

求人情報などで「Versant」の記載を見かけた場合は、まずはSpeaking and Listening Test(スピーキング&リスニング)を想定しておけば問題ありません(企業によって指定テストが異なるため、念のため募集要項も確認してください)。

企業での活用事例

Versantは海外2,000社以上・国内500社以上のグローバル企業で採用されています。企業が共通して重視しているのは、英語を「知っている」ではなく、「本当に会話で使えるか」(聞いて理解し、口頭で返せるか)という実務のコミュニケーション力です。

  • 中途採用:TOEICでは見えにくい会話力を、短時間で客観評価するために活用
  • 昇進:マネジメントに必要な英語力を数値化し、判断の透明性を高める(例:JT、セブン‐イレブン・ジャパン、楽天など)
  • 海外駐在:現地でのコミュニケーション力を事前に確認し、派遣のリスクを下げる

Versantスコアとは

10-90点満点、CEFR(A1〜C2)にも対応

Versantスコアは GSE(10〜90点) で表示され、CEFR(セファール)と呼ばれる、言語運用能力を測る国際基準であるアルファベット(A1〜C2) のレベル帯とも対応しています。 

Versant公式サイトより抜粋

CEFRをより細分化したGSEでは、10~90のシンプルなスケールで学習進捗を1ポイント刻みで詳細に把握することができ、それに対応するCan-Doリストも作成されていますが、企業は1点刻みの点数よりCEFR帯(B1/B2…) で見ています。

目標設定の場合はB1(43点以上)などの各CEFRの開始スコアを目標にすると良いでしょう。

スコア目標

多くの企業では、海外赴任のボトムラインとして 43点(B1) と設定しています。
まずは B1以上を安定して取れる状態にするのが現実的で、再現性の高い目標です。

しかしながら、43点(B1)は、実務レベルで考えたときには、最低基準と捉えるのが良いでしょう。転職や社内人事については有利に働きますが、特にネイティブのクライアントとの交渉では全く持って歯が立ちません。

「英語で業務を自信を持って回す」段階に入るには、一般に B2(59点)以上が必要になります。

イギリスなどの国の労働ビザの発給条件なども B2となり、グローバル賃金を稼ぐにはここを目標とするのが良いでしょう。

しかしながら、TOEIC900点台の平均点が52点であることからも、短期間で達成できるものではありません。ここについては後述の日本人学習者のよくある学習の間違いが原因になっているところもありますので、先に確認したい方はこちらまで飛んでください。

Versantスコアの内訳

  • Listening 50%
  • Speaking 50%
    • 話の内容/Use of Spoken Language(25%):語彙・言い回し・文の組み立て(中身)
    • 話し方/Manner of Speaking(25%):発音・流暢さ・明瞭さ(伝わり方)

スコアはリスニング、スピーキングがお互い50%。
そして、スピーキングはさらに2つに分岐します。注意したい点は、テストのスコア表には話し方(Manner of Speaking)しか表記されません。

話し方/Use of Spoken Languageは、以下の式を使ってご自身で算出しましょう。

(Speaking × 2) – Manner of Speaking = 話しの内容(Use of Spoken Language)

例、スピーキング50点、話し方40点の場合
(50✕2)-40=60点(Use of Spoken Language)

この2つの技能を分けて見ると、「語彙が薄い」のか、「止まってしまう/音が崩れる」のかで、やるべき練習は変わり、改善が具体化します。

各パート(A〜F)と技能の関係

どこのパーツを鍛えると何が上がるか、戦略的に見極める必要があります。

テストはA〜Fの6パートで構成され、各タスクがListening/Speaking、さらにSpeaking内の2要素とつながります。

実用上は次の整理が一番シンプルです。

  • Listeningに直結:A / C / D(聞いて理解して答える)
  • 話し方(Manner of Speaking)に直結:B / E / F(発話サンプルが大きい)
  • 話しの内容(Use of Spoken Language)に直結:E / F(自分で語彙・構文を選ぶ自由度が高い)

Versant 全パート解説

テスト時間は約20分、出題数は40問。
弊社、The PastのYoutubeではVersant完全模試を10本以上公開しているので、ぜひご利用ください。
未受験の方はまずは以下の模試とご自身の回答をスマホで録音しながら受けてみましょう。

Part A 質問 Give a short answer to the question(8問)

音声で出題される質問を聞き、単語や短いフレーズで答えます。

問題数:8問
計測技能:リスニング
解答時間:各設問15秒以内
問題範囲:英語を母語とする12歳程度の子どもや、英語圏経験のない大人でも答えられる常識問題

Part Aは、常識問題に加え、数や順序などの簡単な推論を短く即答するパートです。
特定分野の知識は前提としておらず、日常的な内容で構成されています。
本章では代表的な出題タイプごとに、特徴と評価ポイントを整理します。

①常識問題

日常生活や一般常識に関するシンプルな質問に、単語で回答します。

How many days are there in a week? → seven

②単語の定義問題

説明を聞いて「それが何か」を答えるタイプです。辞書的に厳密な定義ではなく、意味が通る簡潔な語を即座に出せるかが見られます。日頃から物事を英語で説明する習慣があると、回答が安定します。

What do people commonly add to tea to make it sweet? → sugar

③同義語・対義語問題

同義語(近い意味)または対義語(反対語)を、一語で答える問題です。

評価されるのは語彙量そのものより、語彙アクセスの速さです。日本語を介した変換が入ると反応が遅れやすく、スコアに影響しやすくなります。

What is the opposite of cold? → hot

④簡単な計算問題

計算内容は簡単ですが、英語を聞いて理解し、数字を英語で即答する一連の処理が途切れないかが見られます。数字を日本語に置き換えて考える癖がある場合、反応が遅れやすくなります。

Mia had ten apples and gave away three. How many apples are left?→seven

対策:総合的なリスニング力の向上

TOEICやビジネスシーンでは使われない。動植物系の語彙や日用品など、海外で育っていれば当たり前に知っているけれども、大人になってから英語を学んできた私たちにとっては、馴染みの薄い語句が多く出題されます。

多忙のビジネスパーソンにとって、これらの語句を集中的に学ぶ事は、コスパの観点から大変もったいないです。

文章で読んでも理解できない場合は、お手上げですが、多くの受験者にとって音が原因で聞こえない場合が多いため、総合的なリスニング力が上がれば、聞き取れる範囲は増えてきます。

また、The PastのYoutubeには問題別のPart A模試動画がありますのでこちらを活用ください。

Part B 復唱 Repeat the sentence

音声で流れた文章を復唱するパートです。

問題数:16問
計測技能:リスニング、話し方(Manner of Speaking)
解答時間:各設問15秒以内
1文の単語数:5語〜15語

日本人の受験者が1番苦手とするパートです。
文の難易度は徐々に上がり、最初は短い文から始まり、次第に長い文へと移行します。

問題例:
“You’re taller than he is.”
“He wanted to know if the price included breakfast.”
“They’re trying to fix the problem, but so far, they’ve had no luck.”

対策:強弱のリズムとチャンクを意識したオーバーラッピング

「聞き取れない」、または「聞き取れたものの短期記憶に保持できない」といった状態は、いずれもリスニング力の不足が背景にあります。さらに細かく紐解くと、主な原因は次の2つです。
強弱のリズムの再現力不足
チャンク(語句のまとまり)を処理する速度の不足

後半で詳しく解説しますので、まずはゆっくり丁寧な音読を着実に積み上げていきましょう。
また、本番形式の模試では、初級(WPM120)から上級(WPM200)まで、レベル別に問題を分けた演習も用意しています。こちらもぜひご活用ください。

WPM:1分間に何単語話しているかを示す指標(発話速度)。

Part C 会話に関する質問 Answer a question about a conversation

Part Cは、TOEIC Part 3に近い形式で、2人の短い会話を聞いた直後に出題される質問に、単語または短いフレーズで回答するパートです。

問題数:6問
計測技能:リスニング
解答時間:各設問15秒以内
1文の単語数:5語〜15語

問題例:
Sample Conversation and Question:
Speaker 1: “Congratulations on graduating!”
Speaker 2: “Thanks! It was a lot of work.”
Speaker 1: “I know. You deserve a party.”
Question: “Why does that man deserve a party?”

対策:会話の目的を理解し、端的な回答方法を練習する

会話を完璧に聞き取ることではなく、目的と要点を外さずに短く返すことです。

会話を聞きながら、次の3点だけを優先して押さえます。

  1. 目的(用件):何のための会話か(依頼/確認/変更/相談など)
  2. 人物(対象):質問で指定される the man / the woman / the speakers が「誰のことか」
  3. 疑問詞(型):When/Where/Who/What/Why/How… を冒頭で確定し、答える情報を絞る

回答はフルセンテンスにせず、単語または短い句で言い切るのが基本です。

以下から始めることで端的に回答できます。

  • When:at / on / next / this
  • Where:in / on / at / to
  • Why:to + 動詞(最速) / because of + 名詞
  • How:by + 手段

以下、回答方法の練習です。

When(いつ)

Q: When will the shipment arrive?
A: next Tuesday

以下、Part C/Whenの問題音声です。問題を聞いて端的に回答しましょう。(回答は「問題音声の文字起こし」をご覧ください。)

問題音声の文字起こし

Man: “Let’s do a follow-up call tomorrow.”
Woman: “What time works for you?”
Man: “How about 10:30?”
Woman: “Perfect.”

Q: When is the follow-up call scheduled?
A: at 10:30

Where(どこで)

Q: Where will the training take place?
A: in Room 204

以下、Part C/Whereの問題音声です。問題を聞いて端的に回答しましょう。(回答は「問題音声の文字起こし」をご覧ください。)

問題音声の文字起こし

Woman: “I can’t find my phone.”
Man: “Where did you last have it?”
Woman: “I think I left it in my bag.”

Q: Where did the woman leave her phone?
A: in her bag

Who(誰が/誰と)

Q: Who approved the request?
A: the director

以下、Part C/Whoの問題音声です。問題を聞いて端的に回答しましょう。(回答は「問題音声の文字起こし」をご覧ください。)

問題音声の文字起こし

Man: “Who’s presenting the project update?”
Woman: “Mika is. She prepared the slides.”

Q: Who will lead the presentation?
A: Mika

What(何を)

Q: What does the woman need to print?
A: the invoice

以下、Part C/Whatの問題音声です。問題を聞いて端的に回答しましょう。(回答は「問題音声の文字起こし」をご覧ください。)

問題音声の文字起こし

Woman: “What is he carrying?”
Man: “Just a folder with the documents.”

Q: What is the man holding?
A: a folder

Why(なぜ)

Q: Why did the woman leave early?
A: to pick up her child

以下、Part C/Whatの問題音声です。問題を聞いて端的に回答しましょう。(回答は「問題音声の文字起こし」をご覧ください。)

問題音声の文字起こし

Woman: “Why is he calling IT again?”
Man: “He forgot his password and needs to reset it.”

Q: Why is the man calling IT?
A: to reset his password

How(どうやって)

Q: How will he pay for it?
A: by credit card

以下、Part C/Howの問題音声です。問題を聞いて端的に回答しましょう。(回答は「問題音声の文字起こし」をご覧ください。)

問題音声の文字起こし

Man: “I can’t open the file.”
Woman: “Use the link I sent you. It should work.”

Q: How can she access the file?
A: by using the link

Part D 文章に関する質問 Answer questions about a passage

TOEICのPart 4に似たパート。短い文章を聞き、その後出される質問に答えます。文章は主に物語形式で、状況やキャラクターに関する質問が含まれます。


問題数:6問
計測技能:リスニング
解答時間:各設問15秒以内
話しの語数:50語〜150語


Sample Passage and Questions:
Passage: “Jason woke up feeling sick. He called his boss and explained that he could not come in to work. Immediately after making the phone call, he took some medicine. A few hours later, Jason no longer felt sick. Rather than waste the afternoon at home, he decided to go to work after all.”

Questions:
“What problem did Jason have when he woke up?”
“What did he do right after calling his boss?”
“What did Jason do that afternoon?”

対策:「状況→順序→結末」を押さえ、質問に必要な情報だけを短い句で即答する

Part Dは、物語を聞いたあとに3問答える形式です。重要なのは「なんとなく理解」ではなく、質問で狙われる具体情報を確実に保持する聞き方です。対策は次の4点に集約できます。

① 「状況→出来事→結末」の骨組みを作る

聞き始めの数秒で、誰の話か/どんな状況かを確定させます。次に出来事を時系列で追い、最後に「結局どうしたか(判断・行動)」まで押さえます。
この骨組みがあると、細部を一部聞き逃しても文脈で補いやすくなります。

② 狙われやすいのは「詳細」。数字・時間・場所は落とさない

Part Dは概要よりも、時間・場所・行動・理由などの詳細が問われやすいパートです。特に数字(回数・金額・期間)と時間表現(later / immediately / that afternoon など)は設問になりやすいので、意識的に拾います。

③ 「順序(直後/数時間後/午後)」を線でつなぐ

設問は「直後に何をしたか」「その後どうなったか」のように、順序を取らせる形が多いです。
聞きながら、出来事を「A→B→C」でつなぐ意識を持つだけで、質問の回収が安定します。

④ 回答は短い句で十分。フルセンテンスにしない解答時間は短いため、文を作ろうとすると沈黙や言い直しが増えます。Part Dも基本は、単語〜短い句で言い切るのが安全です(例:病気→ sick、行動→ took medicine / went to work など)。
「何を答える問題か(When/Where/Why/What/How long…)」を確定し、必要情報だけを返します。

Part E ストーリーリテリング Retell a passage

短い物語や説明文を聞き、その内容を自分の言葉で要約します。
回答時間は30秒のため、効率的に内容をまとめる必要があります。


問題数:2問
計測技能:リスニング、スピーキング(話しの内容、話し方)
解答時間:各設問30秒以内
物語の語数:50語〜150語

Sample Passage:
“Three girls were walking along the edge of a stream when they saw a small bird with its feet buried in the mud. One of the girls approached it, but the small bird flew away. The girl ended up with her own feet covered with mud.”

対策:重要な4点を必ずおさえる

まず押さえるべきは次の4点だけです。

  1. 状況(いつ/どこで/何が起きている)
  2. 登場人物(誰が)
  3. 行動(何をした)
  4. 結末(どうなった)

この4点が入っていれば、細かい形容詞や言い回しが抜けても大きくは崩れません。

よくある失点は、途中で迷って時間切れになり結末まで言えないことです。

順序そのものは採点の中心ではない可能性が高いので、詰まりそうなら結末を先に言い切るのも有効です(例:In the end…)。そのあとで状況→人物→行動を補えばOKです。

また、登場人物はほぼ1行目に出るため、最初の一文で「誰の話か」を確定させるのが重要です。

練習は暗唱ではなく、物語を「3枚の静止画」のようにイメージ化して覚え、録音しながら「4点が入っているか」だけをチェックして精度を上げましょう。

Sentence 1(状況+人物)
Three girls were walking by a stream.

Sentence 2(発見+行動)
They saw a small bird stuck in the mud, so one girl went closer.

Sentence 3(結末)
The bird flew away, and the girl ended up with muddy feet.

Part F 自由回答 Give your opinion

質問を聞き、英語の論理の型に沿って、意見を述べます。

問題数:2問
計測技能:スピーキング(話しの内容、話し方)
解答時間:各設問40秒以内

Sample Questions:
“What are two advantages of communicating by email? What are two disadvantages?”
“Explain two things that you can do to help you learn a new language.”
“Do you prefer reading a book or watching a movie? Explain why.”

対策:英語の前に「日本語」で練習

Part Fで最初にやるべきことは、英語以前に日本語で即座に答えを作れる状態を作ることです。
40秒は短く、英語で考え始めると沈黙が増えて崩れやすくなります。

まずは「立場→理由2つ→具体例」を日本語で10秒以内に組み立てられるようにします。

次に、英語は“型”で固定します。おすすめは次の 3部構成(Introduction→Body→Conclusion)

  • Introduction:立場を即断(I prefer A. / I think …)
  • Body:理由→具体例 を2セット(Body1 / Body2)
  • Conclusion:最初の主張に戻して締める(For these reasons, …)

そして、頻出の問題タイプは4系統に整理できます。

A or B(どちらが良い)
〜を○つ述べよ
AとBを比較
未来予測(今後どうなる?)
タイプごとにテンプレを用意すると、40秒でも迷わず展開できます。
比較は 共通点→相違点の順で、観点(時間・コスト・便利さ等)を固定すると速くなります。

練習は次の順が最短です。
① 日本語でBody1/Body2を10秒で作る
② 英語でBodyを2本言う(各15秒目安)
③ 導入・結論を付けて40秒で通す
④ 録音して「沈黙」「言い直し」「結論まで到達」を確認する

つなぎ言葉(One reason is…, For example…, Another reason…, In summary…)は飾りではなく、話の区切りを明確にするための道具として最低限だけ覚えましょう。

おすすめの対策方法と教材

全学習者に共通して、リスニングがボトルネックになりやすい

具体的な紹介に行く前に、前提条件を共有しておきます。

他の試験に比べてリスニングに求められる能力が高い。例えばスピーキングのスコアに関しても聞こえてきた文章を復唱したり聞こえてきた。質問に対して回答をするのに質問がそもそも聞き取れていないため、発話量が少なくスピーキングのスコアが伸びないと言うことが多くある。

C1未達の場合はまずはリスニングを底的に強化すべき

聞き取れない理由は「リズム」

聞き取れない原因を細分化すると、多くの場合「語彙を知らない」ではなく、英語の強弱リズム・連結・脱落により、音が一続きになったときに輪郭が取れなくなることが原因です。

ディクテーションで書き損じが発生しやすいのは、内容語よりも、短く弱く発音される機能語(冠詞・前置詞・助動詞など)です。ここが落ちると文構造が崩れ、意味理解が遅れ、回答が短くなります。

したがって対策は一貫していて、まずは「速さ」ではなく「再現性」を作ります。

英語のリズムをゆっくり正確に出せるようになると、同じ音が聞こえるようになり、結果としてListeningが底上げされます。

シャドーイングは悪手

伸び悩む学習者ほど、シャドーイングを中心にしているケースが多く見られます。英語リズムがまだ形成されていない段階で高負荷のシャドーイングを続けると、自分の癖で“追えた気になる”発話になりやすく、誤った音の回路が固定されるリスクがあります。

優先すべきは、ゆっくりでもよいので、強弱とチャンクを保った発話を正確に再現することです。ここが整うと、速度は後から上がります。

無料教材:The PastのYouTube模試(スクリプト付き)

The PastのYouTube模試は、10セット以上を無料で受験でき、スクリプトも付いているため、学習効率が高いのが特徴です。特にPart Bは初級〜上級の段階練習があるため、「聞く→再現する→速度を上げる」の流れを作りやすくなります。

使い方はシンプルで、次の順番を崩さないことがポイントです。

① オーバーラッピング(0.5〜0.7倍速):強弱・連結・チャンクを崩さず再現
② オーバーラッピング(等速):同じ品質のまま速度を戻す
③ リッスン&リピート(等速):聞こえたものを保持して出す(Part Bの土台)

このとき、全文を一気に追うのではなく、チャンクごとに区切って反復し、「崩れない最小単位」を広げていくと定着が早くなります。

市販教材:まずこの2冊で十分

独学で最短距離を取るなら、次の2冊で「試験理解」と「音声の土台」を同時に固めるのが効率的です。Versantは“勉強量”よりも、“やる練習の種類が合っているか”で伸び幅が変わるため、最初にこの2軸を揃えるだけで遠回りを避けられます。

① 1冊目(Versant完全攻略)の役割:地図を作る

この本の価値は、各パート(A〜F)を「何を求められ、どう答えるべきか」まで分解してくれる点です。

独学が失敗しやすいのは、弱点がPart Bなのに語彙を増やしたり、Part C/Dで必要な“要点抽出”をせずに聞き流しだけしてしまうなど、努力がズレることです。

まずはこの1冊で、自分がどこで落としているか/何を優先すべきかの判断基準を持てます。

② 2冊目(音読の教科書)の役割:足腰を作る

Versantで多い失点原因は、語彙不足よりも「リズム(強弱・連結・脱落)」を起因としたリスニング/スピーキングの話し方能力の不足です。

この本は、音声を使って「正しい区切り(チャンク)とリズム」で音読を作れるので、聞こえる音=出せる音の土台を、自己流になりにくい形で固められます。

Versant満点代表による無料カウンセリング(毎月先着10名)

もしスコアの伸び悩みがある場合は、無料カウンセリングをご利用ください。Versantは「何をどの順番で伸ばすか」で結果が大きく変わるため、自己流で遠回りになっているケースが少なくありません。

フォームの備考欄に 「CEO」 と記載いただいた方は、毎月先着10名に限り、本記事を執筆した代表が直接担当します。カウンセリングでは、ヒアリングに加えて英語技能の簡易診断を行い、どのパート(A〜F)とどの技能(Listening / Speaking、さらにUse / Manner)に課題があるかを整理します。そのうえで、目標スコアに向けて「何を優先し、どの順番で、どれくらい行うか」を、週5×20分レベルで回せる形に落とし込んでお渡しします。

また必要に応じて、音読や復唱(特にPart B)をその場で一緒に練習し、修正ポイントも具体的にお伝えします。先着枠が終了した場合は弊社のコーチが担当に切り替わりますが、いずれもVersantに精通したコーチが対応しますので安心してご相談ください。