英語で意見を主張するフレーズ20選|会議で発言するための型

記事の執筆者 メイソン(株式会社The Past 代表 / 椿祐輔)

VERSANT満点(90点)、CEFR C2レベルの英語力を有する。フィリピンの語学学校で10年以上にわたりカリキュラムと教材開発に従事し、述べ5,000人以上の多国籍な英語学習者(日本、中国、台湾、ベトナム、ロシア等)の学習をサポート。言語学と音声学に精通しており、現在は株式会社The Pastの代表取締役、カリキュラム開発者として、グローバルな英語教育を推進している。

「英語の会議で発言できない」「言いたいことはあるのに、どう切り出していいかわからない」——多くの日本人ビジネスパーソンが抱える壁です。

この壁の正体は、英語力ではなく主張の型と切り出しフレーズの不足です。英語のディスカッションは、結論を先に出して理由で支える「PREP法」を基本構造とし、その入口に決まった定型フレーズがあります。型と入口を持っていれば、中学レベルの英語でも十分発言できます。

本記事では、会議で発言するための型と、4カテゴリ×5フレーズ=20選を整理します。

意見を主張する基本型|PREP法

英語のディスカッションでは、PREP法が最もシンプルかつ強力な構造です。

  • P (Point):結論・主張
  • R (Reason):理由
  • E (Example):具体例
  • P (Point):再度結論

日本語の「結論を最後に持ってくる」構造は、英語の会議では理解されません。最初の1文で「自分は何を主張するのか」を明示します。

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例:

P: I think we should prioritize the customer feedback feature.

R: The main reason is that our churn rate has increased over the past quarter.

E: For example, the latest user survey shows that 60% of churned customers cited a lack of personalization.

P: So, I believe focusing on customer feedback is the most impactful next step.

このように主張→理由→例→主張で組み立てれば、相手は迷わず話を追えます。

① 意見を述べる(5選)

切り出しの定型フレーズ。控えめさは I think より In my opinion / From my perspective の方が知的に響きます。

#フレーズ強さ
1I think we should …スタンダード
2In my opinion, …中〜やや強め
3From my perspective, …中(個人見解明示)
4I believe that …やや強め
5The way I see it, …カジュアル〜中

使い分けの目安:I think は最頻出だが連発するとカジュアル印象。会議では In my opinion / From my perspective を混ぜると説得力が増します。

② 異論を述べる(5選)

英語の議論では異論は歓迎されますが、敬意ある切り出しで人格批判と切り分けます。

#フレーズ日本語
6I see your point, but …おっしゃることはわかりますが、
7I respectfully disagree because …失礼ながら同意できません、なぜなら
8That’s an interesting view, however, …興味深い見方ですが、
9I’m not entirely convinced that …完全には納得できません、
10I’d like to offer a different perspective.別の視点を提供させてください

注意:You’re wrong. / I don’t agree. の単独使用は強すぎ。必ず理由をセットで述べます。

③ 提案する(5選)

提案は「提案+理由」の組み立てで、相手に判断材料を渡します。

#フレーズ日本語
11I’d like to suggest that we …〜することを提案したいです
12How about we try …?〜を試してみるのはどうでしょう
13What if we … ?もし〜したらどうでしょう
14One option would be to …ひとつの選択肢は〜することです
15I propose we move forward with …〜で進めることを提案します

使い分けの目安:How about / What if は柔らかい打診。I propose は強めの提案で、明確な行動を求める場面で使う。

④ 強調する(5選)

主張の核心を強調することで、聞き手の記憶に残ります。

#フレーズ日本語
16The key point here is …ここでの要点は〜です
17What I want to emphasize is …強調したいのは〜です
18It’s crucial that we …〜することが極めて重要です
19I cannot stress enough how important …〜の重要性はいくら強調しても足りません
20Above all, …何よりも、

使い方の例:主張の最後に「The key point here is that…」を置くと、会議メモに残る印象になります。

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日本人が発言できない3つの理由と対処

英語会議で発言できないのは、英語力以前に発話の準備設計に問題があるケースが多いです。

① 完璧な英語を作ろうとして固まる

文法の完璧さより、結論を先に出すことが優先。多少の文法ミスより、沈黙の方がコミュニケーションコストが高くなります。In my opinion … と切り出してから、後の文を組み立てる方が会話の流れを保てます。

② 話す前に脳内翻訳に時間がかかる

スピーキングは「概念化(言いたいことの明確化)→文章化(英文に変換)→音声化(発話)」の3工程で構成されます。多くの人は文章化の段階で日本語から英語に翻訳しようとして詰まります。概念化の段階で英語のキーワードまで日本語アウトラインに混ぜておくと、文章化が速くなります。

③ 異論への対応が苦手で発言を控える

異論への切り返しを「型」として持っていないため、反論されると黙ってしまう。I see your point, but … / That’s an interesting view, however … の入口フレーズを使えば、いきなり論破モードにならず議論を続けられます。

発言を「自動化」するための練習法

20フレーズを暗記するだけでは、会議で口から出ません。入口だけ自動化するのがコツです。

  • 1日1フレーズに絞って意識的に使う:今週は In my opinion を10回使う、来週は I see your point, but を10回、というふうに段階的に増やす
  • 会議の議題を見て事前にPREP法でメモする:本番前に「自分の主張・理由・例」を1〜2分でメモすれば、発言の質と速度が両方上がる
  • 独り言で異論練習:ニュース記事を読み、「I respectfully disagree because …」と声に出してみる。反射神経が鍛えられる

まとめ

英語で意見を主張できないのは、語彙力でも発音でもなく、型と入口フレーズの不足です。PREP法で結論を先に出す構造を持ち、意見・異論・提案・強調の4カテゴリで20フレーズを揃えれば、会議での発言は仕組みで支えられます。

完璧な英語を待たず、まずは I think / In my opinion から切り出してください。発言できる状態を作ってから、徐々に文法と語彙を磨いていけば結果は出ます。

会議の場面別フレーズは、こちらの記事もおすすめです:英語会議で即実践!フレーズ20選。会議についていけないと感じている方は、英語の会議についていけない人へもあわせてご覧ください。

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