IELTS Speaking Part 2の攻略|1分メモでスピーチを構成する型

記事の執筆者 メイソン(株式会社The Past 代表 / 椿祐輔)

VERSANT満点(90点)、CEFR C2レベルの英語力を有する。フィリピンの語学学校で10年以上にわたりカリキュラムと教材開発に従事し、述べ5,000人以上の多国籍な英語学習者(日本、中国、台湾、ベトナム、ロシア等)の学習をサポート。言語学と音声学に精通しており、現在は株式会社The Pastの代表取締役、カリキュラム開発者として、グローバルな英語教育を推進している。

IELTS Speaking Part 2で、多くの受験者が同じ場所で崩れます。トピックカードを渡され、1分の準備時間が始まる。ところが何を書けばいいか分からないまま頭が真っ白になる。あるいはメモを書き始めたものの、文章を書いているうちに1分が終わる。そして話し始めると、1分も持たずに沈黙が来る。

原因は英語力の総量不足ではありません。1分の準備時間の使い方を、誰にも教わっていないことです。

結論を先に言います。1分メモの役割は「話す内容の書き取り」ではなく、概念化の前倒しです。スピーキングは「何を言うか決める(概念化)→英文に組み立てる(文章化)→声に出す(音声化)」の3段階でできています。Part 2が崩れるのは、この3つを2分間同時に回そうとして、頭の処理能力が枯渇するからです。1分の準備時間は、このうち概念化を先に終わらせるための時間です。

だからメモに書くのは、概念の核3点(結論・理由・具体場面)だけ。英文は書きません。冒頭と締めは毎回同じ型を使い回します。この記事では、その1分の設計図を0〜10秒・10〜40秒・40〜60秒の時間割で示し、どの題が出ても同じ手順でスピーチを立ち上げる型を渡します。記事の後半には、「1分メモ→話す」を約9分で体験できるトレーニングも用意しました。

結論 ― 1分メモは「概念化の前倒し」。書くのは核3点だけ

まず、Part 2の形式を4行で確認します。

  • 試験官からトピックカード(cue card)と、鉛筆・メモ用紙を渡されます
  • 1分間の準備時間でメモを取れます
  • その後、1〜2分間、1人で話し続けます(ロングターン)
  • 話し終えると、フォローアップの質問が1〜2問続きます

採点は、Fluency and Coherence(FC)・Lexical Resource(LR)・Grammatical Range and Accuracy(GRA)・Pronunciation(P)の4基準(各25%)で行われます。4基準の中身と減点の構造はIELTSスピーキング評価基準で詳しく解説しているため、本記事では立ち入りません。ここで扱うのは、1分の準備時間から2分の発話までのプロセス設計だけです。

注目したいのは、3つのパートのうちPart 2にだけ準備時間が与えられているという事実です。Part 1は試験官の質問が「何を話すか」を与えてくれます。しかしPart 2は、2分間、話す内容を自分で立ち上げ続けなければなりません。つまりPart 2は、発話の3段階のうち概念化の負荷が最大になる形式です。準備時間は、その負荷への対応機会として置かれています。

この見方は研究の知見とも整合します。発話前に計画の時間を取ることは、外国語のモノローグ発話において、流暢さや語彙の多様さ、文法的な複雑さを高める方向に働くことが示唆されています(Yuan & Ellis 2003, Applied Linguistics)。1分は飾りではありません。使い方次第で、流暢さ(FC)・語彙(LR)・文法(GRA)に波及する採点上のレバーです。

したがって1分メモの設計基準は、次の3つに絞られます。

  1. 英文を書かない ― 英文はメモではなく「文章化の成果物」。1分で書き切れず、本番で読み上げ口調になる
  2. 核3点だけ書く ― 結論(何について話すか)・理由(なぜか)・具体場面(1シーン)
  3. 冒頭と締めは型を使い回す ― 毎回ゼロから作らない。文章化の負荷を先に削っておく
「1分メモの設計基準」の3ステップ図解。01「英文を書かない(文章化の成果物は書かない)」、02「核3点だけ書く(結論・理由・具体場面)」、03「冒頭と締めは型を使い回す(文章化の負荷を先に削る)」を紫の矢印でつなぎ、下部に結論バー「1分メモの役割は概念化の前倒し」

なぜこの3つに絞れるのか。理由を構造から説明します。

なぜ2分話せないのか ― 発話の3段階で詰まりを診断する

スピーキングは「概念化→文章化→音声化」の3段階

まず理解したいのは、「話す」という行為は単一の能力ではない、ということです。The PASTでは、発話の産出を段階的な処理として記述したLeveltのモデル(Levelt 1989『Speaking: From Intention to Articulation』)に準拠し、スピーキングを次の3段階に分解して捉えます。

  • 概念化 … 何を言うかを頭の中で決める(伝えたい内容の核を固める)
  • 文章化 … 決めた内容を、語彙と文法で英文に組み立てる
  • 音声化 … 組み立てた英文を、発音・リズム・強弱をつけて声に出す

この3段階は鎖のようにつながっています。出発点の概念化が曖昧だと、文章化で何を作ればいいか戸惑い、音声化まで届きません。

ここに、頭の処理能力の制約が重なります。ワーキングメモリ(短期記憶)の容量には限りがあり、複数の処理は同じ資源を奪い合います。Part 2の発話中に「次に何を言うか(概念化)」と「今の内容をどう英文にするか(文章化)」を同時に走らせると、資源が枯渇します。沈黙や “you know…” の連発は、多くの場合、概念化が発話に追い抜かれた瞬間に起きているのです。

だから対処は「もっと話す練習をする」ではありません。発話中に回す処理の数を減らすことです。1分の準備時間に概念化を終わらせておけば、発話中の資源を文章化と音声化に集中できます。これが「1分メモ=概念化の前倒し」の意味です。

「頭が真っ白」型と「英語にできない」型は対処が違う

自分の詰まりがどの段階にあるかで、鍛えるべき能力は変わります。判定は簡単です。同じcue cardについて、日本語で2分話せるかを試すことです。

日本語でも2分持たないなら、詰まりは概念化にあります。英語の問題ではなく、内容を素早く立ち上げる訓練の不足です。この型の人は、1分メモの「核3点」を出す練習がそのまま処方になります。

日本語なら話せるのに英語で止まるなら、詰まりは文章化にあります。日本人学習者には、読む・聞くための「受容的文法」は持っているのに、自分で文を作り出す「産出的文法」が弱いという偏りが広く見られます。この型の人は、定型表現を即座に出せる状態にする訓練と、短い英文を作り続ける訓練が処方になります。

「頭が真っ白型と英語にできない型」の左右比較図解。左は「日本語でも2分持たない」→「詰まりは概念化」(内容を素早く立ち上げる訓練が処方)、右は「日本語なら話せる」→「詰まりは文章化」(定型表現と短い英文を作る訓練が処方)。下部に結論バー「詰まりの段階で、鍛えるべき能力は変わる」

この診断を持ったうえで、受験者がやりがちな失敗を見ると、すべて「処理の配分ミス」だと分かります。

よくある3つの失敗 ― メモ・暗記・ぶっつけ

① メモに英文を書いてしまう

1分の間に、話す内容を英文で書き出そうとする失敗です。一見、丁寧な準備に見えます。

なぜダメか。英文を書くことは、文章化の先取りだからです。文章化は3段階の中間工程であり、1分で終わる作業ではありません。書き切れないまま時間が終わり、メモは中途半端な英文の断片になります。さらに、書けた部分を本番で読み上げると、視線がメモに落ち、口調が「読み上げ」になります。話す内容が手元の英文に固定されるため、途中で膨らませることもできません。

本当に必要なのは、1分で完了できる工程だけを前倒しすることです。1分で終わるのは概念化です。だからメモは、単語と短い句だけ。日本語まじりでかまいません。

② 模範解答を暗記する

頻出トピックの模範解答を暗記して持ち込む失敗です。「準備した題が出れば勝てる」という発想です。

なぜダメか。二重に機能しないからです。第一に、暗記回答は検出されえます。単調なトーン、不自然なスピードの上昇、簡単な質問に対する過剰にフォーマルな言い回し。試験官はこうしたサインを見ており、Part 1とPart 2の出来の乖離が大きい場合には、Part 2が採点の参考から外されることもあると整理されています。第二に、暗記は運任せです。cue cardのトピックは入れ替わり続けるため、準備した題が出る保証はどこにもありません。

ここで大切なのは線引きです。再利用してよいのは「内容」ではなく「型」です。冒頭の1文、理由の並べ方、締めの1文という構成の枠組みと定型表現は、どの題にも使い回せます。暗記スピーチは検出されますが、構成の型は検出されません。型は不正ではなく、文章化の負荷を下げる正当な設計だからです。

③ メモを取らずに挑む

「メモを書く時間がもったいない。頭の中で考えたほうが速い」という失敗です。

なぜダメか。メモなしで話し始めると、概念化を丸ごと発話中に回すことになるからです。前章で見たとおり、発話中の概念化と文章化の同時進行は資源の枯渇を招きます。最初の30秒は勢いで話せても、次の内容が立ち上がらず、1分を過ぎたあたりで沈黙が来ます。

メモの機能は「忘れないため」だけではありません。書くという行為が、概念化を強制的に完了させます。核3点が紙の上にあれば、発話中は「次に何を言うか」を考えなくてよくなります。

The PAST式・1分メモの型 ― 0〜10秒/10〜40秒/40〜60秒

ここから、1分の設計図を秒単位で示します。

0〜10秒 ― 題材を即決する

最初の10秒で、何について話すかを決め打ちします。「一番いいネタ」を探さないでください。最初に思いついた、具体的な場面を語れるネタで即決します。1分は、題材選びに使う時間ではありません。

経験がない題が出た場合も、探し続けないことです。”I imagine it would be …”(〜だろうと想像します)と仮定に切り替えれば、実体験がなくても話せます。仮定法で話すこと自体が、文法の幅(GRA)の提示になります。

10〜40秒 ― 核3点だけメモする

中心の30秒で、次の3点だけを書きます。

  1. 結論 ― 何について話すか(例: coffee shop)
  2. 理由 ― なぜそれか。2つ出せると本体が安定する(例: 静か/店主)
  3. 具体場面 ― 過去または現在の1シーン(例: 3年前・英語の勉強場所)

書き方は単語と短い句だけ。日本語まじりで問題ありません。cue cardには “You should say:” として3〜4個の小項目(bullet)が並びますが、全部を機械的に埋める必要はありません。海外の指導でも「3つのことに絞れ」という整理が定着しています。小項目は話の材料のヒントであって、チェックリストではないからです。

40〜60秒 ― 冒頭と締めの型を当てる

最後の20秒で、メモの3点に「型」をかぶせます。冒頭は “I’d like to talk about …”、締めは “So, that’s why …”。ここは毎回同じでかまいません。

本体を伸ばす仕掛けも、型で用意しておきます。具体場面を過去(I first … three years ago)→現在(These days, I usually …)と時制を動かして話す。この「時間軸の移動」は、内容を自然に増やすと同時に、複数の時制を使う姿を見せることになり、文法の幅の提示にもなります。

スピーチ構成の型 ― 冒頭1文→本体→締め1文

以上をまとめると、2分のスピーチはこの型に載ります。

部位 中身 目安
冒頭 I’d like to talk about …(結論を1文で) 約10秒
本体 理由×2(First / Second)+具体場面を過去→現在で展開 約1分20秒
締め So, that’s why …(結論に戻る1文) 約10秒

発話の目安は1分30秒〜2分とされます。2分に達すると試験官が止めるため、話しすぎの心配は不要です。短く終わりそうなときは、新しいアイデアを足すのではなく、いま話している1つの場面を深掘りしてください。

「スピーチ構成の型」の3行表。部位・中身・目安の列で、冒頭「I would like to talk about ...(結論を1文で)」約10秒、本体「理由×2(First / Second)+具体場面を過去→現在で展開」約1分20秒、締め「So, that is why ...(結論に戻る1文)」約10秒。下部に結論バー「2分のスピーチは、この型に載る」

記事内トレーニング ― 「1分メモ→話す」を1サイクル体験する

ここまでの型を、約9分で身体に落とし込みます。各Practiceの冒頭に「いまどの能力を鍛えているか」を1行で示します。

Practice 1:モデルスピーチを聞き、型を確認する(約2分)

鍛える能力:構成の理解 ― 冒頭→本体→締めの型を耳で捉える。

まずスクリプトを見ずに、上の音声を1回通して聞きます。cue cardは「Describe a place you like to visit in your free time.(自由な時間に訪れるのが好きな場所について話してください)」。聞きながら、「冒頭の1文」「理由がいくつあったか」「締めの1文」を捉えてください。聞き終えたら、下のスクリプトで型と照合します。

【English】 I’d like to talk about a small coffee shop near my home. There are two reasons why I like this place. First, it’s very quiet, so I can relax and read books there. Second, the coffee is excellent, and the owner is really friendly. I first visited this shop about three years ago, when I was looking for a place to study English. These days, I go there almost every Saturday morning and spend about two hours. So, that’s why this coffee shop is my favorite place to visit in my free time.

【日本語訳】 自宅の近くにある小さなコーヒーショップについて話します。 この場所が好きな理由は2つあります。 1つ目は、とても静かなので、リラックスして本を読めることです。 2つ目は、コーヒーがおいしく、店主がとても親切なことです。 最初にこの店を訪れたのは3年ほど前、英語を勉強する場所を探していたときでした。 最近は、ほぼ毎週土曜の朝に行き、2時間ほど過ごしています。 というわけで、このコーヒーショップが、自由な時間に訪れるお気に入りの場所です。

冒頭1文→理由2つ→過去→現在→締め1文。この記事で示した型が、そのまま音になっていることを確認してください。

Practice 2:定型表現を Listen & Repeat で口に馴染ませる(約2.5分)

鍛える能力:文章化の自動化 ― どの題でも使える定型枠を即座に出せるようにする。

上のリピート用音声では、型の文が1つ流れるごとにポーズ(無音)が入ります。1文聞いたら、ポーズの間にその文を正確に声に出して反復してください。音声に重ねて同時に発声はしません。必ず「聞く→止める→言う」の順で行います。

I’d like to talk about … / There are two reasons why … / First, … / Second, … / I first … about three years ago. / These days, I usually … / So, that’s why …

この7つが考えずに出てくると、本番で文章化に回す負荷が目に見えて下がります。

Practice 3:1分メモを実践する(約1.5分)

鍛える能力:概念化 ― 話す内容の核を1分以内に立ち上げる。

紙とペンを用意し、スマホのタイマーを1分にセットしてください。cue cardはこれです。

Describe a skill you learned recently.(最近身につけたスキルについて話してください)

書くのは3点だけ。①何のスキルか(結論)②なぜ始めたか(理由)③具体的な場面1つ(過去または現在)。単語と短い句だけで書きます。文にしない。日本語まじりでかまいません。時間内に3点そろえば成功です。

Practice 4:メモを見ながら30秒〜1分話す(約2分)

鍛える能力:文章化と音声化 ― 前倒しした概念を、型に載せて声に出す。

Practice 3のメモに、Practice 2の型をかぶせて話します。冒頭は “I’d like to talk about …”、メモの3点を “First, … / Second, …” と “I first … / These days, …” に載せ、”So, that’s why …” で閉じます。まず30秒を目標に、慣れたら1分へ伸ばしてください。

可能ならスマホで録音し、聞き返してください。確認するのは1点だけです。詰まった箇所は「内容が出なかった(概念化)」のか、「内容はあったのに英文にできなかった(文章化)」のか。この自己診断が、次に鍛える能力を決めます。

Practice 5:フォローアップ質問に即答する(約1分)

鍛える能力:概念化→文章化の即時運用 ― 短い質問に1〜2文で返す。

Part 2では、スピーチの後にフォローアップの質問が1〜2問続きます。下の質問を1問ずつ読み、矢印の先のモデル解答は手で隠したまま、5秒以内に答えの核を一瞬で決め、1〜2文の英語にして声に出してください。言い終えてからモデル解答と照合します。長く話す必要はありません。

Q1: Do you often go to this place with your friends? → No, I usually go there alone, because I like reading quietly. Q2: Do you think you will keep visiting this place in the future? → Yes, I think so. It’s part of my weekend routine now.

実践例 ― 本番で型が崩れそうな場面への備え

知らない題・経験がない題が出たとき

「Describe a traditional celebration in your country.」のような、語れる実体験が浮かばない題は必ず起こりえます。ここで題材探しに20秒使うと、1分メモは崩れます。

対処は0〜10秒の原則と同じです。実体験を探し続けず、仮定に切り替える。”I don’t have much experience with this, but I imagine it would be …” と枠を宣言してしまえば、想像で語ることはルール違反ではありません。Part 2で測られているのは経験の豊かさではなく、与えられた題で発話を立ち上げ、続ける力です。

途中で内容が尽きたとき

1分あたりで「もう言うことがない」と感じたときは、新しいアイデアを探さないでください。発話中の概念化を増やすことになり、資源が枯渇に向かいます。

代わりに、いま話している具体場面の時間軸を動かします。過去(初めてのとき)→現在(最近の様子)と来たなら、未来(これからどうしたいか: I’d like to keep …)へ。1つのアイデアを時間軸で深掘りするほうが、新しいアイデアを増やすより一貫性(FC)を保てます。

この「型で立ち上げ、時間軸で伸ばす」処理は、Part 3の即興討論でも土台として機能します。Part 1からPart 3までを通した試験全体の対策はIELTSスピーキング対策の決定版にまとめています。

まとめ ― どの題が出ても、同じ手順で立ち上げる

この記事で渡した設計図を再整理します。

  • 1分メモの役割は概念化の前倒し。 スピーキングは概念化→文章化→音声化の3段階で、Part 2が崩れるのは発話中にこの3つを同時に回すから。1分で概念化を終わらせ、発話中の資源を文章化・音声化に空ける
  • メモは核3点だけ。英文を書かない。 0〜10秒で題材即決、10〜40秒で結論・理由・具体場面、40〜60秒で冒頭と締めの型を当てる
  • 再利用してよいのは内容ではなく型。 暗記スピーチは機能しないが、構成の枠と定型表現はどの題にも使い回せる
  • 詰まりは診断できる。 日本語で2分話せないなら概念化、日本語なら話せるなら文章化。鍛える場所が違う

例題を何十枚も暗記する必要はありません。必要なのは、どの題が出ても同じ手順で立ち上げる再現性です。なお、Part 2に限らずスピーキングのスコアが6.0前後で止まり続けている場合は、詰まりがパート横断の能力構造にある可能性が高いため、IELTSスピーキングの点数が上がらない理由をあわせて読んでください。また、スピーキング対策としてよく勧められるシャドーイングを、The PASTが初中級者の主軸に置かない理由はシャドーイングは意味ない?で研究的根拠とともに詳述しています。Part 2は産出の試験であり、主軸に置くべきは本記事のような「立ち上げて、英文化して、声に出す」訓練です。

ただし、この設計図には独学で埋めにくい難所が一つ残ります。

あなたのPart 2の減点箇所を特定し、訓練順序を設計する

記事内トレーニングを終えた方は、型の再現はすでにできています。残る難所は、自分の発話が4基準(FC/LR/GRA/P)のどこで減点されているかを、自分では聞き取れないことです。

録音を聞き返しても、自己診断できるのは「詰まったかどうか」までです。語彙の不自然な組み合わせや、文法の幅の不足、音声のどの特徴が明瞭さを損ねているかは、基準を知る第三者のフィードバックがないと特定できません。そして産出技能は、フィードバックのないまま量を積むと、誤った形のまま固定化しやすい技能です。

The PASTの無料カウンセリングでは、あなたの現在地(CEFR)を診断したうえで、Part 2の発話を能力単位に分解し、どの基準がスコアを止めているか、どの順序で訓練するかを設計します。型を手に入れた今こそ、減点箇所の特定から始めてください。

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参考情報・出典

  • IELTS公式「How to use the preparation time in IELTS Speaking Part 2」 https://ielts.org/news-and-insights/how-to-use-the-preparation-time-in-ielts-speaking-part-2
  • British Council「IELTS Speaking test | Part 1, 2 & 3」(Part 2の形式・準備時間) https://takeielts.britishcouncil.org/take-ielts/prepare/free-ielts-english-practice-tests/speaking/part-2
  • Levelt, W. J. M. (1989). Speaking: From Intention to Articulation. MIT Press.(発話産出の段階モデル) https://direct.mit.edu/books/monograph/4300/SpeakingFrom-Intention-to-Articulation
  • Yuan, F., & Ellis, R. (2003). The effects of pre-task planning and on-line planning on fluency, complexity and accuracy in L2 monologic oral production. Applied Linguistics, 24(1), 1–27.(発話前計画の効果) https://academic.oup.com/applij/article-abstract/24/1/1/167573
  • Keith Speaking Academy「IELTS Speaking Part 2: The Ultimate Guide」(3 things・構成の整理) https://keithspeakingacademy.com/ielts-speaking-part-2-tips-resources-techniques/