原文:Versant Tests - What do you do if a test taker is silent a large part of the time?
沈黙はVERSANTのスコアにどのように影響するのか、また、何秒ほどの沈黙であれば許範囲なのか、VERSANTの公式動画から、その答えを探りましょう。
この動画を3行で要約
- 半分の問題で沈黙、”I don’t know”と回答した場合、「語彙」「文章構文」に影響
- それ以上の沈黙は、「発音」「流暢さ」に影響
- ベストは1秒以内の回答
Question
もし、受験者が長時間にわたって何も喋らなかったらどうなりますか?
Question
当然ですが、彼らのスピーキング力を測るために、喋ってもらう必要があるからです。
適切な量の沈黙は許容します。
仮に受験者が半分の問題で沈黙、または”I don’t know.”と回答したとしましょう。
この場合であれば、恐らく何かしらのスコアを提示することができるでしょう。
そして、何も回答できていないので、語彙、文法にはとても低いスコアになるでしょう。
語彙、文法で減点になりますが、計測に値する十分な量の回答を確保できれば、発音と流暢さのスコアには大きな影響を与えません。
ただし、半分以上が回答されず、必要な量の音声データが集積できなければ、「発音」「流暢さ」のスコアにも影響を及ぼします。
従って、スコアレポートには「不必要な沈黙が多すぎる」と記載され、非常に低いスコアとなるでしょう。
まとめると、過度な沈黙は減点対象となり、ある一定の量を超えるとスコアの計測ができなくなるということです。
回答は1秒以内がベスト、遅くとも3秒以内に。
ここからは、別記事を踏まえた考察です。
まず、回答ターンになって3秒沈黙すると、”Please speak louder”というポップアップが表示されます。
このことからも、3秒以内の回答がひとつの目安になっている可能性が高いです。
また、こちらの記事の最下部でもご紹介した通り、「(現実世界の)会話のラリーにおいて、約0.5秒または1秒以内に回答しない場合は不自然である。受験者がタイムリーかつ適切な方法で返信できることが非常に重要です。」と、語られていることからも、回答は、「1秒以内がベスト、遅くとも3秒以内」に収めておいた方が良いでしょう。
ちなみに、私が3秒以内に答えられなかったのは、Part C質問のパートです。
サンプル問題の”Would you get water from a bottle or newspaper?”のように、「〇〇は、A or B?」形式の問題が数問出たあと、“To which part of the home, most people go to cook meals?”という質問がながれ、「kitchen or 〇〇?」を待っていたところ、質問は完結されていたことにポップアップで気づきました。
Part C質問には、A or B?形式以外の問題も数問用意されてますので、みなさんもお気をつけ下さい。