旧形式VERSANTの自動採点には影響しませんが、英検、TOEFL、IELTS多くの試験で使用されているスピーキングテストの形式が「Part F自由回答」です。

スコアを伸ばす観点からは、対策は不要ですが、お仕事で英語を使われる方は必須の技能となりますので、VERSANTの目標スコアを達成した方は、ぜひ学習に取り組んでみてください。

Part F 概要

「AとBどちらが好きですか?」のような、対象的な意見のどちらかを選択し、なぜ選んだかを説明するパートです。

問題数:2問
評価項目(新形式):Use of Spoken Language、Manner of Speaking


問題種別:

  1. Family life
  2. Personal Choices 

問題例:

  1. Do you think television has had a positive or negative effect on family life?  Please explain. 
  2. Do you like playing more in individual or in team sports?  Please explain.

回答時間:40秒

必要なのは、「好み」ではなく、「論理の一貫性」

英語試験における“Agree / Disagree”や、VERSANTの”A or B”形式に必要なのは「論理の一貫性」です。

この形式のスピーキング試験では、論理/主張を「型」にそって立脚できているかが評価の全てであり、意見の洗練度や、個人の嗜好などは全く関係ないということを抑えましょう。

例えば、問題例にある「TVが家族の生活に、ポジティブ、ネガティブ、どちらの影響を与えるか?」に対し、下記のように回答したらあなたはどう感じるでしょうか?

「良い影響与える。一緒に見れば、共通の話題が増えるから。この前も息子とアンパンマンについて話して、楽しかった!だから、私はTVが家族の生活にいい影響あたえると思います!」

上記の回答を幼稚に感じてしまったり、逆説を唱えたくなったりしませんか?
繰り返しになりますが、意見の質は関係ありません。

自身の意見に関係なく、それをサポートするアイデアを瞬時に出しやすい方を選びましょう。

導入(Introduction)、理由・具体例(Body)、結論(Conclusion)

論じる際の構成は、次の3部構成になります。

  1. 導入(Introduction)  … 賛成・反対、自分の主張
  2. 理由・具体例(Body) … そう考える理由や、具体的な事例
  3. 結論(Conclusion)  … まとめ

VERSANTでは、40秒の回答時間があるため、理由・具体例にあたるBodyは2つ用意します。

この構成で問題例①に回答すると次のように回答できますね。

Q. TVは、家族の生活にどちらの影響を与えるか?
構成 Positive Negative
導入 良い影響を与える。 悪い影響を与える。
理由 1 なぜなら、共通の話題が増えるから。 なぜなら、会話が少なくなるから。
具体例 1  子供とアニメについて話して、楽しかった。 夕食時、TVに夢中で家族の会話が少なくなった。
理由 2 加えて、子育てが楽になる。 加えて、時間の無駄である。
具体例 2  子供はTVに夢中になっているので、手間がかからない。 同じ時間を読書にあてた方が、物事をより深く考えることができて有益だ。
結論 従って、TVは家族の生活に良い影響を与える。 従って、TVは家族の生活に悪影響をあたえる。

どちらの立場で語るかを決めたら、導入と結論については、頭を悩ます必要はありません。
まずは、日本語でBody1とBody2を回答できるように練習しましょう。

練習問題

次の質問に対し、日本語でBody 2(理由、具体例)を作成しましょう。
10秒で意見をまとめ、15秒で回答を目指しましょう。

Q. 都会と田舎、どちらの暮らしが理想ですか?

都会 田舎
理由1 便利 賃料が安い
具体例1 24時間営業の店があり、必要な時に必要な物が手に入る。 都心の半額以下で住むことができ、生活費を抑えることができる。

Q. インターネットは人々の暮らしに良い影響を与えているか?それとも悪い影響を与えているか?

好影響 悪影響
理由1 情報量 ネット依存
具体例1 世界中の情報へアクセスすることができ、取得できる情報量が増えた。 SNSの普及により、ネットの依存症が深刻化している。

つなぎ言葉 (Transition Phrases)

Body(理由・具体例)を素早く作れるようになったら、それぞれのパラグラフをつなぐ、つなぎ言葉を覚えましょう。

要約を伝える”in conclusion”や、具体例を説明する際の”for example”など、これらの語やフレーズは、スピーキングの見栄えを良くするためにあるのではなく、「これから何について話すのか?」を明確にし、相手側の理解度を高める効果があります。

下記の定形表現を参考にしてください。

Introduction
  • In my opinion
  • I think that 
  • I believe that
Reason
  • first/second
  • The first/second reason is that
  • One reason is
  • in the first place 
  • Another reason is that
Example
  • for instance
  • to illustrate
  • In this case
Conclusion
  • in summary
  • Therefore
  • to sum up
  • Because of all the reasons above, I think that
  • For these reasons, I believe

Part F 自由回答模試

Part F 回答見本

下記の例を参考にご自身の回答を見直してみましょう。

Q1. Which kind of class do you think you would learn more from? A lesson in dancing, or a lesson in baking? Why would such a lesson be beneficial to you?

Introduction

In my opinion, a lesson in dancing is more beneficial than a baking class.

Body 1

The first reason is that it helps me get rid of my lack of exercise.

Since I have been working remotely and have fewer opportunities to go out, I want to exercise and get healthy by dancing.

Body 2

Another reason is that it’s fun. I can’t continue with monotonous muscle training because I get bored, but I think I can continue with a fun exercise like dancing.

Conclusion

For these reasons, I believe that dance lessons have great merit.

Q2. Some people think that weekends should be spent for relaxation and leisure. While other people prefer to use the extra time to do household chores. How do you like to spend your time on weekends?

Introduction

I believe that spending my weekends through relaxation and leisure makes me more productive at work and strengthens my family.

Body 1

One reason is that I have an exhausting job.  Therefore, I would like to relax my mind on weekends.  Giving rest to mind revitalizes it.  

Body 2

The second reason is that I am a family person.  Spending quality time with them is the best way to show that I care and that my family is important.

Conclusion

In summary, having time to relax your mind and body is the best way to remain healthy both physically and mentally.

まとめ

英語の型は、物事をわかりやすく論理的に説明するためのフレームワークです。
上記の型の他には、PREP法(Point=導入結論,Reason=理由,Example=事例,Point=最終結論)なども有名ですね。

日本語であっても、Body 1,2が瞬時に浮かばない方は、英語力ではなく、連想力が不足しています。

この連想力は、具体化と抽象化の行き来を繰り返すことで、誰でも鍛えることが出来る思考力ですので、ロジカル・シンキングや、メタ思考関連の書物を使って、トレーニングすることをおすすめします。

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