IELTSライティング Task2の書き方|設問タイプ別の構成テンプレと減点される理由

記事の執筆者 メイソン(株式会社The Past 代表 / 椿祐輔)

VERSANT満点(90点)、CEFR C2レベルの英語力を有する。フィリピンの語学学校で10年以上にわたりカリキュラムと教材開発に従事し、述べ5,000人以上の多国籍な英語学習者(日本、中国、台湾、ベトナム、ロシア等)の学習をサポート。言語学と音声学に精通しており、現在は株式会社The Pastの代表取締役、カリキュラム開発者として、グローバルな英語教育を推進している。

IELTSライティングTask2でスコアが止まる人の多くは、英語力ではなく「設問への答え方」でつまずいています。

Task2は、与えられたテーマについて250語以上のエッセイを40分で書く問題です。配点はTask1の2倍で、ライティング全体のスコアを左右します。しかし、設問のタイプを読み違えたり、構成の型を持たずに書き始めたりすると、語彙や文法が正しくても採点基準の上で減点されます。

この記事では、Task2の5つの出題パターンと、それぞれに対応する構成テンプレートを、コピーして使える英文サンプルとともに示します。あわせて、採点4基準(TR・CC・LR・GRA)のどこで減点されるのかを具体的に分解します。読み終えたとき、初見のテーマでも「何を・どの順で・どう書くか」が決まる状態を目指します。

結論:Task2は「型」を設問タイプごとに使い分ければ書ける

先に結論を示します。

Task2のスコアは、英語の難しさではなく、設問タイプの判別と構成の型の精度で決まります。

理由はシンプルです。IELTSの採点者は、内容が正しいかではなく、設問の要求に論理的に応えているかを見ているからです。「正しい意見」を書く試験ではありません。問われた条件をすべて満たし、筋の通った段落で展開できているかが測られています。

ここで重要なのは、Task2の設問は5つのパターンに分類でき、それぞれ要求される構成が異なるという点です。意見を述べる問題、両論を議論する問題、原因と解決を示す問題では、書くべき内容の順序が変わります。この違いを無視して同じ型で書くと、Task Response(設問への応答)で大きく減点されます。

つまり、Task2の攻略は、難しい表現を覚えることではありません。設問タイプを正確に見分け、対応する4段落の型に、易しくても正確な英語を流し込むことです。型を持てば、初めて見るテーマにも対応できます。

Task2の基本情報|配点・語数・時間配分を先に固定する

書き方に入る前に、試験の枠組みを正確に押さえます。ここを誤解したまま練習すると、対策の方向がずれます。

IELTS Writing は Task1 と Task2 の2問構成で、試験時間は合計60分です。Task2はそのうち40分を使うのが標準です。

項目Task2 の基準
語数250語以上(不足はペナルティ)
推奨語数260〜290語
時間配分40分
配点比重Task1の約2倍
採点基準Task Response / CC / LR / GRA の4つ

語数は250語が下限です。250語を下回ると Task Response で減点されます。一方で、語数を増やしすぎると文法ミスが増え、主張の一貫性が崩れます。260〜290語を現実的な目標にするのが安全です。

40分の使い方も型で固定します。書き始める前に、設問を分析しアウトラインを作る時間を必ず確保します。

フェーズ時間内容
設問分析3〜5分タイプ判別・立場決定・アイデア出し
アウトライン3〜5分4段落の骨格をメモ
執筆25〜28分段落ごとに書く
見直し3〜5分文法・スペル・語数の確認

最初の数分でアウトラインを固めるほうが、結果的に速く書き終わります。型なしで書き始めて途中で迷うのが、最も時間を失うパターンです。

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Task2の採点4基準|どこで減点されるかを能力単位で分解する

なぜ減点されるかを理解するには、まず何が測られているかを正確に把握する必要があります。

Task2は、4つの基準でそれぞれ独立して Band 0〜9 で採点されます。各基準の重みは均等で、4基準の平均がライティングのスコアになります(出典:IELTS Writing Task 2 Band Descriptors, British Council)。

採点基準略称測定している能力
Task ResponseTR設問の要求にすべて応え、立場が明確で一貫しているか
Coherence and CohesionCC段落構成・論理展開・接続の適切さ
Lexical ResourceLR語彙の幅・正確さ・パラフレーズの自然さ
Grammatical Range and AccuracyGRA文構造の幅と文法の正確さ

ここで見落とされやすいのは、4基準が独立して採点されるという事実です。総合6.0は、4つすべてが6.0という意味ではありません。1つでも低い基準があると、他が良くても平均が引き下げられます。

逆に言えば、伸び悩んでいるときは、4基準のうち最も弱い1つを特定し、そこを集中的に直すのが最短です。以下で各基準のBand 6とBand 7の差、そして減点される具体的な理由を分解します。

TRで減点される理由|設問への応答

TRは、最も見落とされやすい基準です。英語が正しくても、設問の条件を満たしていなければここで落ちます。

減点される典型は次の3つです。

  • 設問タイプを読み違えている(議論型なのに意見型で書く、など)
  • 立場が曖昧で、段落ごとに揺れている
  • 設問の問い(特に2問あるタイプ)の片方しか答えていない

Band 6は「設問に応えているが展開が不十分な箇所がある」状態、Band 7は「全条件に応え、立場が明確で一貫して展開されている」状態です。差を生むのは具体性です。”this causes many problems” で止めず、どんな問題がなぜ起きるかまで書ききると、TRは上がります。

CCで減点される理由|論理展開と接続

CCは、段落の組み立てと文と文のつながりを評価します。

減点される典型は次の3つです。

  • 段落の区切りが不明確(1段落に複数の主張が混在)
  • 各段落の冒頭に Topic sentence(主張文)がない
  • 接続詞の乱用(実際にはつながっていないのに Moreover を並べる)

Band 6は「段落構成はあるがつながりが弱い箇所がある」、Band 7は「段落構成が明確で論理的な流れが一貫している」状態です。接続詞は数ではなく、意味のあるところだけで使います。

LRで減点される理由|語彙の幅とパラフレーズ

LRは、語彙の幅と正確さ、そして言い換え(パラフレーズ)の自然さを評価します。

減点される典型は次の3つです。

  • 同じ語を3回以上繰り返す(important, important, important…)
  • 設問の語句をそのまま書き写す(パラフレーズしていない)
  • 不自然なコロケーション(do a mistake など)

Band 6は「ある程度の幅はあるが不自然な表現が散見される」、Band 7は「幅広い語彙を正確に使い、パラフレーズも自然」な状態です。難しい単語を狙うより、知っている語を正確に使い分けるほうが安全です。

GRAで減点される理由|文法の幅と正確さ

GRAは、文構造のバリエーションと文法の正確さを評価します。

減点される典型は次の3つです。

  • 単文だけで複文・複合文がない(安全だが幅が出ない)
  • 冠詞・前置詞・主述一致の基本ミスが頻発する
  • 仮定法や関係詞を狙って崩れる

Band 6は「単文と複文が混在し、ミスはあるが理解は妨げない」、Band 7は「多様な構文を使い、ミスが少ない」状態です。ここで重要なのは、難しい構文を増やすと正確さが落ちるトレードオフが起きやすい点です。まず単文を複文に書き換える練習から始めます。

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Task2の基本構成|どのタイプにも共通する4段落テンプレート

5つのタイプに入る前に、すべてのタイプに共通する骨格を固めます。Task2は4段落で書きます。

▼ 以下の4段落テンプレートをそのままコピーして使えます

Introduction(導入) : 2〜3文 Body 1(本論1) : 5〜7文 Body 2(本論2) : 5〜7文 Conclusion(結論) : 2文

各段落の役割は次の通りです。

  • Introduction:設問を自分の言葉で言い換え(パラフレーズ)→ 自分の立場を明示する
  • Body:Topic sentence(主張)→ Explanation(説明)→ Example(具体例)の順
  • Conclusion:Body の要約 → 立場の再確認。新しい情報は入れない

Bodyの中の型は、頭文字をとって覚えます。

Topic sentence : この段落の主張を1文で Explanation : なぜそう言えるかを2〜3文で Example : 具体例を1〜2文で("For example," で始める)

主張だけで具体例がない段落は、採点者には「思いつき」に見えます。各Bodyに必ず1つ具体例を置くことが、TRとCCの両方を支えます。

導入で使える型も固定しておきます。

▼ 以下の導入テンプレートをそのままコピーして使えます

(パラフレーズ)It is often argued that [設問テーマの言い換え]. (立場) While there are some merits to this view, I believe that [自分の立場].

設問文をそのまま写すと、LRで「パラフレーズができていない」と判断されます。導入の1文目は必ず言い換えます。

Task2の5つの出題パターンと構成テンプレート

ここからが本題です。Task2の設問は5つのタイプに分かれ、それぞれ要求される構成が異なります。まず見分け方を示し、次に各タイプの構成と英文サンプルを提示します。

設問タイプは、キーフレーズで判別します。

タイプキーフレーズ要求
Opinion(意見型)To what extent do you agree or disagree?賛否の立場を明示し一貫して支持
Discussion(議論型)Discuss both views and give your own opinion.両論を述べ、自分の意見も示す
Cause & Solution(原因解決型)What are the causes? What solutions…?原因と解決策を対応させて述べる
Adv & Disadv(利点欠点型)Do the advantages outweigh the disadvantages?両面を述べ、どちらが上回るか判断
Positive/Negative(評価型)Is this a positive or negative development?発展・変化への評価を示す

見分けを間違えると、書く前から減点が確定します。設問分析に最初の3〜5分を使う価値はここにあります。

パターン1:Opinion(意見型)

「To what extent do you agree or disagree?」と問う、最も基本的なタイプです。賛成・反対・部分的賛成のいずれかの立場を明示し、最後まで一貫して支持します。

▼ 以下のOpinion型の構成をそのままコピーして使えます

Introduction : 背景の言い換え + 自分の立場(agree / disagree / partly agree) Body 1 : 立場を支える理由1 + 具体例 Body 2 : 立場を支える理由2 + 具体例 Conclusion : 立場の再確認 + 全体の要約

設問例:Some people think that students should be taught to compete, while others believe that cooperation is more important. To what extent do you agree or disagree?

▼ 以下の段落サンプルをそのままコピーして使えます

[Introduction] It is sometimes claimed that schools should focus on teaching children to compete with one another. While competition has its place, I firmly believe that cooperation is the more valuable skill for students to develop. [Body 1 – Topic sentence + Explanation + Example] The main reason is that most workplaces today rely heavily on teamwork. Employees rarely succeed alone; they must share ideas and solve problems together. For example, in software companies, products are built by teams in which each member depends on the others, so the ability to cooperate directly affects results.

理由を述べる際のつなぎ表現を型として持っておきます。

▼ 以下のつなぎ表現をそのままコピーして使えます

理由を導入 : The main reason is that… / This is mainly because… 追加 : Furthermore, / In addition, / Moreover, 具体例 : For example, / For instance, / A clear example of this is… 結論 : In conclusion, / To sum up, / Overall,

パターン2:Discussion(議論型)

「Discuss both views and give your own opinion.」と問うタイプです。両方の見方を公平に述べたうえで、自分の意見も示します。自分の意見を書き忘れると Task Response が大きく下がります。

▼ 以下のDiscussion型の構成をそのままコピーして使えます

Introduction : 背景の言い換え + 両論があることを示す + 自分の立場 Body 1 : 一方の見方の説明 + 根拠 Body 2 : もう一方の見方の説明 + 根拠(自分が支持する側) Conclusion : 自分の立場を明示して締める

設問例:Some people believe that university education should be free, while others think students should pay. Discuss both views and give your own opinion.

▼ 以下の段落サンプルをそのままコピーして使えます

[Introduction] Opinions differ on whether university education should be funded by the state or paid for by students themselves. This essay will examine both positions before explaining why I support free higher education. [Body 1 – 反対側の見方] On the one hand, those who favour tuition fees argue that students who pay tend to study more seriously. Because they invest their own money, they are more likely to attend classes and complete their degrees. [Body 2 – 自分が支持する側] On the other hand, I believe free education brings greater benefits to society as a whole. When talented students are not held back by cost, the country gains more skilled workers. For instance, several European nations with free universities report higher rates of higher-education participation.

両論を対比させるつなぎ表現を型にします。

▼ 以下の対比表現をそのままコピーして使えます

一方の見方 : On the one hand, / Those who support… argue that… 他方 : On the other hand, / However, others claim that… 自分の意見 : In my view, / Personally, I am convinced that…

パターン3:Cause & Solution(原因解決型)

「What are the causes? What solutions can be suggested?」と問うタイプです。原因と解決策の両方を述べます。重要なのは、解決策が原因に対応していることです。対応していないと論理性(CC)が下がります。

▼ 以下のCause & Solution型の構成をそのままコピーして使えます

Introduction : 背景の言い換え + 原因と解決策を述べると予告 Body 1 : 原因(1〜2点を深く) Body 2 : 解決策(原因に対応する形で) Conclusion : 要約

設問例:In many cities, traffic congestion is becoming worse. What are the causes of this problem, and what solutions can be suggested?

▼ 以下の段落サンプルをそのままコピーして使えます

[Body 1 – 原因] One major cause of worsening traffic is the rapid increase in private car ownership. As incomes rise, more families buy their own vehicles, which puts greater pressure on roads that were not designed for such volumes. [Body 2 – 原因に対応した解決策] To address this, governments should invest in reliable public transport. If buses and trains are fast and affordable, commuters have a real alternative to driving, which directly reduces the number of cars on the road.

「To address this」で前段落の原因を受けると、原因と解決策の対応が明確になり、CCが安定します。

パターン4:Advantage & Disadvantage(利点欠点型)

「Do the advantages outweigh the disadvantages?」と問うタイプです。利点と欠点の両面を述べ、最後にどちらが上回るかを判断します。”outweigh” が問われている場合、比較の結論が必須です。これを忘れると Task Response が下がります。

▼ 以下のAdv & Disadv型の構成をそのままコピーして使えます

Introduction : 背景の言い換え + どちらが上回るかの立場 Body 1 : 利点(1〜2点) Body 2 : 欠点(1〜2点) Conclusion : どちらが上回るかの判断

設問例:More and more people are working from home. Do the advantages of this trend outweigh the disadvantages?

▼ 以下の段落サンプルをそのままコピーして使えます

[Introduction] An increasing number of employees now work from home rather than commuting to an office. Although this shift brings certain drawbacks, I believe its advantages clearly outweigh them. [Conclusion – 比較の結論を明示] In conclusion, while working from home can weaken team communication, the gains in flexibility and reduced commuting time are more significant. The advantages therefore outweigh the disadvantages.

導入と結論の両方で「outweigh(上回る)」をはっきり示すと、比較の結論を求める設問に正確に応えられます。

パターン5:Positive or Negative(評価型)

「Is this a positive or negative development?」と問うタイプです。社会の発展や変化に対して、肯定的か否定的かの評価を示します。Discussion型と似ていますが、こちらは「発展・変化」に対する評価が求められる点が異なります。

▼ 以下のPositive/Negative型の構成をそのままコピーして使えます

Introduction : 背景の言い換え + positive / negative / both の立場 Body 1 : 一方の側面(positive または negative) Body 2 : もう一方の側面、または立場を補強する2点目 Conclusion : 総合的な評価

設問例:In many countries, people are choosing to have children later in life. Is this a positive or negative development?

▼ 以下の段落サンプルをそのままコピーして使えます

[Introduction] In recent decades, it has become increasingly common for people to start families at an older age. In my opinion, this is largely a positive development, although it carries some risks. [Body 1 – positive な側面] On the positive side, older parents tend to be more financially stable. Having spent years building a career, they can provide a secure environment for raising children. For example, they are often able to afford better education and healthcare.

評価型では、導入で評価の方向(positive / negative)を一度示し、結論で再確認します。立場が途中で揺れないことが TR を支えます。

img diagram 03

記事内トレーニング|設問を見て型を選ぶ練習

ここまでの知識を、5分で体に落とし込みます。狙いは、設問を読んだ瞬間にタイプを判別し、対応する型を選べるようにすることです。

Practice 1:設問タイプの即時判別(2分)

次の3つの設問を読み、キーフレーズからタイプを判別してください。

(1) Some people think advertising should be banned. To what extent do you agree or disagree? (2) What are the causes of obesity, and what measures can be taken to tackle it? (3) Many students study abroad. Do the advantages outweigh the disadvantages?

答えは、(1) Opinion型、(2) Cause & Solution型、(3) Advantage & Disadvantage型です。”agree or disagree” は意見型、”causes / measures” は原因解決型、”outweigh” は利点欠点型の合図です。判別が3秒でできるようになるまで、過去問のキーフレーズで反復します。

Practice 2:導入文のパラフレーズ(3分)

次の設問の1文目を、自分の言葉で言い換える練習です。

[設問] Some people believe that children should start learning a foreign language at primary school. [パラフレーズ例] It is sometimes argued that young learners should begin studying a second language during their early school years.

設問の “children → young learners”、”foreign language → second language”、”primary school → early school years” のように、各語を同義の表現に置き換えます。設問をそのまま写さずに言い換えられると、LRが安定します。難しい語に置き換える必要はありません。意味が変わらない範囲で別の語にすることが目的です。

Task2でスコアを落とすNGパターン

最後に、減点を生むNGをまとめます。ここまでの基準と照らして確認してください。

  • 設問タイプを読み違える:議論型を意見型で書くなど。TRが大きく下がる
  • 立場が曖昧・段落ごとに揺れる:賛成か反対か最後まで決まらない。TRが下がる
  • 2問あるのに片方しか答えない:原因解決型・評価型で起きやすい。TRが下がる
  • 設問文をそのまま書き写す:パラフレーズしていない。LRが下がる
  • 同じ語を繰り返す:important を何度も使うなど。LRが下がる
  • 接続詞を乱用する:つながっていないのに Moreover を並べる。CCが下がる
  • 具体例がない:主張だけで終わる段落。TRとCCが下がる
  • 単文ばかりで複文がない:安全だが幅が出ない。GRAが下がる
  • 語数が250語未満:ペナルティ対象。TRが下がる
  • 難しい構文を狙って崩れる:仮定法・関係詞のミス。GRAが下がる

これらはすべて、4基準のどれかに直結します。書き終えたら、この一覧で自己チェックする習慣をつけると、減点の多くは事前に防げます。

まとめ

IELTSライティングTask2でスコアが止まる原因は、英語力ではなく、設問への答え方と構成の型の不足です。

Task2の設問は5つのタイプに分かれ、それぞれ要求される構成が異なります。意見型・議論型・原因解決型・利点欠点型・評価型のキーフレーズを見分け、対応する4段落の型に流し込むことが、初見のテーマに対応する最短ルートです。

採点は TR・CC・LR・GRA の4基準で独立して行われます。総合スコアを動かすには、最も弱い1基準を特定し、そこで起きている減点を一つずつ潰していく必要があります。難しい表現を増やすより、易しくても正確な英語を、型に沿って正しい順序で並べるほうが、スコアは先に動きます。

今日からできる最初の一歩は、過去問の設問を見て、3秒でタイプを判別する練習です。型を選べるようになれば、書く前の迷いが消えます。

採点基準の理解を深めたい方は、4基準の評価軸を能力単位で分解した解説もあわせてご覧ください。

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Task2でつまずく最大の理由は、TR・CC・LR・GRAの4基準のどこで減点されているかを、一人では特定しづらいことです。GRAが弱いのにLRの語彙を増やし続けると、時間をかけてもスコアは動きません。

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FAQ

Q. テンプレートを使うと減点されますか?

A. テンプレートそのものは減点対象ではありません。減点されるのは、内容に関係なく定型文を貼り付けるだけの場合です。テンプレートは「構成の骨格」として使い、Body の中身は設問ごとに変える必要があります。型は守り、中身は設問に合わせる。これが正しい使い方です。

Q. 語数は何語を目標にすべきですか?

A. 250語が下限です。下回ると Task Response でペナルティを受けます。現実的な目標は260〜290語です。語数を増やしすぎると文法ミスが増え、一貫性が崩れるため、むやみに長くする必要はありません。

Q. 設問タイプを見分けられないと、どのくらい影響しますか?

A. 影響は大きいです。たとえば議論型(両論を述べる)を意見型(片方の立場のみ)で書くと、設問の要求を満たしていないと判断され、Task Response が大きく下がります。英語が正しくても、ここで上限が決まります。最初の3〜5分を設問分析に使う価値はここにあります。

Q. 難しい単語を使えばLRは上がりますか?

A. 必ずしも上がりません。難しい語を不自然に使うと、かえって減点されます。LRで評価されるのは、語彙の幅と正確さ、そしてパラフレーズの自然さです。知っている語を正確に使い分け、設問の語を言い換えられるほうが、安定して上がります。

Q. 独学でTask2のスコアは上げられますか?

A. 構成の型を覚える段階は独学でも可能です。ただし、4基準のどこで減点されているかの特定は自己診断が外れやすく、間違った基準を練習し続ける原因になります。一度は添削を受けて、自分の減点パターンを正確に把握することを推奨します。

参考情報・出典

  • IELTS Writing Task 2 Band Descriptors(public version, British Council) https://takeielts.britishcouncil.org/sites/default/files/ielts_task_2_writing_band_descriptors.pdf
  • IELTS公式「IELTS Writing」テスト形式(IDP IELTS) https://ielts.idp.com/prepare/article-ielts-writing-test-format
  • British Council「Understanding the IELTS Writing band descriptors」 https://takeielts.britishcouncil.org/take-ielts/prepare/free-ielts-practice-tests/writing
  • IELTS.org「Academic Writing – sample test questions」 https://ielts.org/take-a-test/preparation-resources/sample-test-questions/academic-test