英語で「酷暑日」を説明できる?英語ニュースをやさしい英語で【The Present #003】
この記事は、ニュースラジオ「The Present」EPS003の放送を復習するための学習ガイドです。
STEPの順に読み進めると、番組の流れをそのまま追体験できます。
放送を見ながら読んでも、見た後に読んでもOK。声に出しながら読み進めるのがポイントです!
今回のトピック:酷暑日ってどういうこと?
「酷暑日」とは、最高気温が40℃以上になる日のことです。2025年、気象庁(JMA)がこの言葉を正式な気象区分として採用しました。
日本にはすでに「夏日(25℃以上)」「真夏日(30℃以上)」「猛暑日(35℃以上)」という区分がありましたが、近年の記録的な暑さを受けて、その上に「酷暑日」が新たに加わりました。名称は一般公募の投票(約47万8千人が参加)によって選ばれています。
STEP 1 英語ニュースを聞いて内容を理解しよう
まず音声を聞いて、全体像をつかみましょう。文の「主語(誰が)」と「動詞(どうした)」に注目すると理解しやすくなります。
正解文章(クリックして確認する)
Japan’s hottest summers are getting hotter, with last year being the hottest on record since 1889.
→ 日本の夏はどんどん暑くなっており、去年は1889年以来最高気温を記録しました。
The JMA officially named 40°C+ days “kokushobi”, meaning “cruelly hot”, to better warn the public about extreme heat.
→ 気象庁は、猛烈な暑さを人々に警告しやすくするため、40度以上の日を「酷暑日」と正式に名付けました。
478,000 people voted on the name, with “cruelly hot” beating out options like “sauna day,” “boiling day,” and “stay-at-home day.”
→ 47万8千人が名称の投票に参加し、「酷暑日」が「サウナ日」「沸騰日」「自宅待機日」などの候補を抑えて選ばれました。
It’s the newest tier in a heat scale that already goes from “summer day” (25°C+) up through “midsummer” and “extreme heat” days.
→ これは、「夏日」(25℃以上)から「真夏日」「猛暑日」へと続く暑さの指標に加わった、最新の区分です。
STEP 2 単語・文法を中学英語で理解しよう
今回のニュースから4つの表現を厳選してチェックしましょう。
| 表現 | 発音記号 | 意味 | 中学英語で理解する |
|---|---|---|---|
| on record | /ɒn rékərd/ | 記録上、観測史上 | “the hottest on record” で「観測史上最高気温」。”record”(記録)という中学単語に “on” をつけるだけで使えます。 |
| officially named | /əfíʃəli néimd/ | 公式に名付けた | “name A B” で「AをBと名付ける」。”officially”(正式に)を加えると、公的な発表のニュアンスが出ます。 |
| beat out | /biːt áut/ | 〜を抑えて勝つ | “beat”(打ち負かす)に “out” をつけた表現。選挙・投票・競争の文脈でよく使われます。 |
| tier | /tɪər/ | 段階、層、ランク | 「ひとつ上の段」というイメージ。”the newest tier” で「最新の区分」という意味になります。 |
「with + 名詞 + 分詞」構文に注目
今回のニュースには with ~ing という形が2回登場します。「〜という状況で」「〜しながら」という意味を添える便利な表現です。
例①: Japan’s hottest summers are getting hotter, with last year being the hottest on record since 1889.
→ 日本の夏は暑さを増しており、去年が1889年以来最高気温を記録したという状況が続いています。
例②: 478,000 people voted on the name, with “cruelly hot” beating out options like “sauna day”.
→ 47万8千人が名称に投票し、「酷暑日」が「サウナ日」などを抑えて選ばれたという結果になりました。
STEP 3 内容確認 ー 3つのポイント
ニュースの要点を3つに絞るとこうなります。それぞれがニュース本文のどの文に対応するか、確認してみましょう。
- 日本の夏は年々記録的な暑さになっており、昨年は1889年以来最高気温を記録した
- 気象庁が40℃以上の日を「酷暑日」と正式命名。約47万8千人の投票で選ばれた名称
- 「夏日→真夏日→猛暑日」に続く新区分として加わり、日本の暑さの指標が更新された
STEP 4 意見フレーズ(Positive / Negative)
両サイドの意見フレーズを確認しましょう。まずB1フレーズを声に出して読み、慣れてきたらB2表現にも挑戦してみてください。
Positive ー 命名することの意義
初中級者( CEFR B1以下)|まずここから!
“Giving extreme heat a catchy name is a good idea. It helps people understand how serious the situation is.”
→ 猛烈な暑さに印象的な名前をつけることは良いアイデアです。状況の深刻さを人々が理解しやすくなります。
中上級者( CEFR B2以上)|ステップアップ表現
“Naming extreme heat raises public awareness and could actually save lives by encouraging people to take precautions.”
→ 猛暑に名前をつけることで社会的な認知が高まり、予防行動を促すことで実際に命を救う可能性があります。
Negative ー 気候変動の深刻さ
初中級者( CEFR B1以下)|まずここから!
“It’s a bit scary that we need a new word for this kind of heat. I think climate change is getting worse.”
→ このような暑さのために新しい言葉が必要になったのは少し怖いです。気候変動は悪化していると思います。
中上級者( CEFR B2以上)|ステップアップ表現
“The fact that Japan needed to create a new category for 40°C days is a stark reminder that climate change is no longer a distant threat.”
→ 日本が40℃の日のために新たな区分を作らざるを得なくなったという事実は、気候変動がもはや遠い脅威ではないことを痛感させます。
STEP 5 自分で話してみよう(ロールプレイ練習)
今日学んだ表現を使って、実際に英語で表現してみましょう。日本語で書かれた部分を英語にし、最後に正解文章を確認しましょう。
シチュエーション:外国人の同僚が「最近、日本のニュースで何か面白いことあった?」と聞いてきました。
B(同僚): Hey, anything interesting in the news lately in Japan?
A(あなた): うん、実は日本が40℃以上の日に新しい名前をつけたんだよ。「酷暑日」って言うんだけど、「cruelly hot day」って意味。
B(同僚): Wow, they needed a new word just for that? (へえ、そのためだけに新しい言葉が必要だったの?)
A(あなた): そうなんだよ。去年は1889年以来最高気温だったし、気候変動が本当に進んでいる証拠だと思う。
正解文章(クリックして確認する)
A(あなた): Yeah, actually Japan officially named days over 40°C “kokushobi”, which means “cruelly hot day.”
(うん、実は日本が40℃以上の日を「酷暑日」と正式に名付けたんだよ。「cruelly hot day」って意味。)
A(あなた): Right. Last year was the hottest on record since 1889, so I think it’s a sign that climate change is getting worse.
(そうなんだよ。去年は1889年以来最高気温だったし、気候変動が本当に進んでいる証拠だと思う。)
まとめ
今回は「酷暑日」をテーマに、やさしい英語でニュースを読み、Positive / Negativeの両サイドから意見を言う練習をしました。「日本の夏が記録的に暑い」という話題は、外国人との会話でも自然に盛り上がるトピックです。
まずはB1フレーズをそのまま使えるよう、声に出す練習を続けましょう。次回のエピソードもお楽しみに!